過去の失敗談、成功体験は、選考の場でよく聞かれる事です。
質問の意図は、「挫折からの復活」で、問題解決能力とそこに対するモチベーションの種類の確認ですが、思った以上に意図が伝わらなかった回答をお話させていただきます。
・思い出し落ち込みしちゃった
履歴書に「アルバイトで苦労をした分成長した」という旨の内容が記載されていたので、面接で詳細を確認したところ、店長と新人・同期の板ばさみにあった事を話し始め
途中から目線が右下に落ち、次に顔が下がり、更に声のトーンも下がっていき・・・。
最後は「・・・まあ、人それぞれなんですけどね」と締めくくられた。
「成長した」話題の割りに特別暗いエピソード紹介となり、無駄に重たい雰囲気になってしまった。
・失敗してない
成功体験を聞いた後、同じく苦労した・失敗した経験を質問した際
「道が渋滞しており、授業に間に合わず無断で欠席してしまった」との事。
教師から叱責があった？→NO
単位がかかってた？→NO
発表等の役割があった？→NO
皆勤を逃した？→NO
非常に奥ゆかしいエピソード披露となった。
・重い
人生で一番頑張ったことを質問した際
「家族を守った」との事。
個人情報のため詳細は伏せさせて頂きますが、ドメスティックでバイオレンスなその内容は
長らく人事を務める私をして「なんか・・・大変でしたね」と返す以外無かったという。
上記は私が多くの方と面接を通じてお話させて頂いたなかでのほんの一部です。
過去の経験は、皆さんが持っている財産だと思います。
その時
何を思った
どう行動した
だからこういう結果になった
なのでこうした
こういった情報が、自分自身を紹介する一番の説得力となります。
大切な思い出ですので、自分の気の許せる範囲で留めることも必要かと思いますが
選考の場で武器にするなら、より良い形で披露できるといいですね。
どんなエピソードでもしっかり広げて話しやすい雰囲気を作ろうと心がけている松原でした。
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