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正直に話します!質問NG例
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NGその1:やりがいを教えてください!
まず最初に、調べれば分かることを質問してしまうケースです。
この手の質問が来ると、「ああ、あまり会社のことを調べてきていないんだな…」と感じてしまいます。
例えば「企業理念を教えてください!」だけではなく、「御社の企業理念は○○といった考え方が反映されていますが、○○なのでしょうか?」のように、会社のことを納得のいくまで調べた上の質問は好印象。「ちゃんと調べてきてくれているな!」と嬉しく思います。就活生のみなさんも、「企業理念を教えてください」と質問するよりも良い判断材料を得ることができるはずです。
NGその2:1日のスケジュールを教えてください!
次に紹介するのは、学生基準で考えてしまうために出てくる質問です。例えば「1日のスケジュールを教えてください」は、説明会や面接で結構聞かれます。
この質問が来た時にまず私たちが感じるのは、「いつ・どこの1日を話せばいいの?」「何の参考にしたいんだろう?」ということ。
毎週決まったスケジュールで授業やバイトを行う学生にとっては、どんなルーティンにて仕事を行うのか気になるのかもしれません。しかし、社会人にはルーティンワークはほとんど存在しません。
1つのプロジェクト開発が完了すれば新たな開発が始まったり、急遽差し込みの仕事が入るなど、人や部署によってもスケジュールは異なります。そのため、あまり意味の無い質問と感じてしまいます。
NGその3:資格を持っているほうが有利ですか!?
最後は「資格を持っているほうが有利ですか?」という質問です。
結論から言うと、仕事において「資格を持っていること」自体はそれほど重要ではありません。
資格を持っているという事実だけでは「その知識を活用してシステム開発ができる」とは言い切れません。資格を持っていなくても、同等の本を読んで得た知識を持って開発できれば言うこと無しです。
採用において企業が見ているのは、「資格を取得する際に得た知識が活用できる状態になっているかどうか」。 つまり資格を持っているか否かは関係ないということですね。
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原因は、企業と学生の認識のズレ?
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ここまでNG質問例を見てみて、どう感じたでしょうか。
学生のみなさんからすると、なんとなく理解はできるものの腑に落ちない部分もあるかもしれません。
そこで、なぜ私たち企業側が学生の質問に違和感を覚えるのかを分析してみた結果、企業と学生の認識にズレがあるということが判明しました。
アイエスエイプランの採用に対する考え方から、この記事内では就活のあるべき姿を以下のように定義します。
企業(業界)について自分が思いつく限界まで悔いなく調査したうえで、なぜこの企業(業界)で働くのかを考え、さらに入社後のなりたい姿を考えられていること。
このように企業側としては、学生は企業(業界)の調査・分析が完了した状態で選考に臨んでいると認識しています。
しかし学生は、事前に自分が思いつく限界まで企業(業界)の調査をすべきということを知らない。むしろ、このことを意識して就活できている学生はほんの一握りでしょう。
結果、学生が本当に聞きたいと思った質問でも、企業側としては空振りと感じてしまうのですね。
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まとめ
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就活にて内定を取れる学生は、企業側の意図、つまり選考を受ける企業が考えている就活のあるべき姿を分かっている学生です。ここが押さえられていれば、自然とNG質問は出ないはず。
企業の意図をどれだけ早い段階で認識し、準備できているかで就活に大きく差が出てきます。この記事を参考に冬の準備期間を活用して、これから本格化する就活に備えていただけたら嬉しいです!