これが私の仕事 |
鉄の精製に欠かせない人造黒鉛電極を製造する。 メーカーが巨大な電気の炉を用いて
鉄スクラップから鉄を精製する際、
当社の人造黒鉛電極が使われます。
その製造管理が僕の役割。
実際には、同じ部署の先輩について
現場対応や機械操作といった
業務を覚えているところです。
電極は大人一人分以上のサイズ。
使用現場もスケールが大きく、
管理はかんたんではありませんが、
専門分野を任されるやりがいもまた
得がたい大きさ。
部署の先輩たちはひとまわり以上
年齢が違うので不安でしたが、
気兼ねなく会話できる人ばかりで
何度でも教えてくれますし、
いざという時に心強く、助かります。
それだけに、僕も早く業務を覚え、
資格なども積極的に取得して
先輩に追いつくのが当面の目標。
会社も資格取得を支援してくれるので、
うまく活用していきたいですね。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
不自然に加工精度がばらつく原因を究明せよ。 電極同士をつなぐニップル(継手)
というパーツがあります。
入社して半年ほど経った頃、
このニップルの加工精度が
不自然にばらつく事案が発生。
原因究明を任されることになりました。
とはいえ僕自身がまだまだ
知識も経験も足りない状態。
そこでまずは何度も工場に足を運び、
作業者のみなさんに指導を受けながら
協力して調査をすることに。
しかし、原因はなかなか特定できず、
作業者全員のフローを全て精査。
同じ作業を異なる作業者にしてもらう
といった試みなども行いながら
データを収集・分析しました。
結果、作業者によって、ある箇所で
ネジを締める順番が微妙に
異なっていたことが原因と判明。
2ヶ月かかりましたが、自分の手で
工程改善と品質向上を実現できたことに
大きな達成感を感じました。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
多様な製品と人情味のある社風 大学では合成素材の基礎研究を
していたのですが、もっと世の中に身近な
ものづくりに携わりたいと考え、
素材メーカーを中心に就活。
カーボン素材を用いて
人造黒鉛電極、炭素繊維、電池材など
多様性に富んだ製品を生み出し、
身近なものから航空宇宙まで
幅広く必要とされている今の会社に
興味を持ったんです。
100年の長い歴史で培われた技術にも
もちろん興味以上のものがありましたし、
説明会などで人あたりの良い風土に
触れたことで、気持ちよく長く働ける環境
という印象も持っていたので、迷わず
入社を決意しました。
まずはものづくりの原点ともいえる
製造の現場で基本をしっかり学び、
ゆくゆくは研究開発にも携われるように
なっていきたいと思っています。 |
|
これまでのキャリア |
2016年4月/新卒入社
2016年7月/電極製造課に配属 |