これが私の仕事 |
滋賀工場の開発全般を任されています。 私の勤務する滋賀工場では、主力製品の
CCM(炭素繊維強化炭素複合材)や
FGL(炭素繊維成形断熱材)を開発・製造しており、
120名以上のスタッフが活躍しています。
1000℃以上の高温で使用するこれらの製品は
半導体や太陽電池、自動車部品などの製造に
不可欠。つまり、私たちの製品は、便利で豊かな
社会を見えないところで支えているんです。
それゆえクライアント企業からは
断熱性や強度、省エネについて
高い要望が求められます。
私は開発・設計の担当者として、
全国拠点から持ち込まれるこうした案件や
相談に対応し、新製品の開発・設計に
携わってきました。
製造設備の導入検討や
客先でのトラブル対応など、
提案から納品までのフロー全般まで
任されているので、責任もやりがいも
大きい仕事と言えますね。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
失敗を繰り返しながら受注につなげた新製品開発。 世界的な化学メーカーから
定期的に受注いただいていたのですが、
既存製品が先方の求める特性に満たず、
取引がなくなりそうになったことがありました。
一度失注してしまうと、そのままクライアントを
失ってしまう恐れもあるため、なんとしても
期限内にご要望に応えなければいけません。
そこで新製品開発に取り掛かったのですが、
原料の選定や製造条件など、各項目の
検討や試算だけで多くの時間を要しました。
試作も10回以上失敗。現行製品の特性を
下回ってしまったこともあります。
しかし原料メーカーからのアドバイスで
抜本的に原料の見直しを行ったところ、
ご要望に合う製品の開発に成功。
無事受注につなげることができました。
失敗続きから生まれた成果だけに、
何よりうれしかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
学生時代の研究経験を活かせる場所を探して。 大学院では材料設計工学を専攻し、
炭素繊維強化プラスチックや
カーボンナノチューブを
研究テーマにしていました。
就職活動でも、研究や開発に携わる
ことのできる仕事に就きたいと考え、
材料メーカーを中心に説明会へ参加。
中でも今の会社は、大学での
プラスチック系の研究経験を活かしながら、
それとは少し異なるセラミックスの分野で
炭素繊維を扱い、新たな経験と知識を
さらに積み重ねていくことができる点に
大きな魅力を感じました。
だから、内定をもらった時にも自然と
入社する気持ちになっていましたね。 |
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これまでのキャリア |
2005年4月/新卒入社・滋賀工場製造部に配属
2011年3月/係長に昇進
2016年3月/課長代理に昇進 |