これが私の仕事 |
整理記者。紙面編集の要 自社の取材記者や共同通信から送られてくる原稿を読んで、1)ニュース価値を判断 2)分かりやすい見出しをつける 3)写真やグラフィックも活用し見やすい紙面のレイアウトするのが仕事。原稿や写真を「素材」とするなら、それらを「調理」して美しく盛り付ける「料理人」のようなイメージです。あまり聞き慣れない部署ですが、紙面編集の最終関門であり、取材記者の手を離れた原稿の最初の読者でもあります。また、時間との戦いも仕事の一つ。プロ野球の横浜DeNAベイスターズなどプロスポーツは締め切り間際に決着がつく場合もあります。試合展開を見ながら運動部と出稿内容を確認し、編成部のデスクとどんな見出しをつけるか相談。試合終了と同時に降版することもあり、日々緊張感を持って仕事をしています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
「ファン」の声に感謝 整理記者は取材記者と違い「署名」がないため、読者からの反応を知る機会がほとんどありません。また、社内でも同僚や取材記者から批評をもらう文化もありません。そのため、自分で付けた見出しが紙やカナロコ(ウェブサイト)を通じて読者にどう届いているのかエゴサーチすることがあります。とても恥ずかしい作業ですが、日々の仕事を自己満足で終わらせないためと思っています。その中で、2020年5月からスタートし僕がレイアウトを担当した「かながわ百名山」が登山愛好家のSNSで盛り上がったり、日々のベイスターズ面の見出しに賛否があったりするとその日一日気分がいいです(笑)。神奈川新聞を通じていろいろな「ファン」に情報が届けられると整理記者冥利に尽きます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
「日本の縮図」神奈川で働く 学生の頃から記者志望だったので、全国紙や地方紙、放送局を中心に受けていました。何社もある中で神奈川新聞を選んだのは、生まれ育った地元に恩返しができたらいいなという思いがあったからです。全国転勤はありませんが、横浜や川崎の都市部だけではなく、横須賀、相模原、鎌倉、小田原など、山も海も米軍基地もある特色ある地域で働くことができます。「日本の縮図」とも言える神奈川で地域に密着した記事を通じ、読者と喜怒哀楽を共にできる魅力的な仕事だと思います。 |
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これまでのキャリア |
報道部・県警担当(2014年4月~15年5月)→整理・編成部(2015年5月~、現職) |