――仕事に必要なスキルや知識はどのように培っていくのでしょうか?
藤田:私は大学で機械系の学科でしたので、プラントの仕組みや材料について学んだ知識もありましたが、入社してからの知識の方が圧倒的に多いです。中には理学部や文系出身の社員もおり、新たな知識を学びながら活躍する人も少なくありません。
藤堂:基本的にOJTで業務スキルを学ぶため、積極的に取り組む姿勢が成長度合いに影響します。電験三種(第三種電気主任技術者)や施工管理技士などの資格を自分で勉強して取得するのも当社では一般的です。工場ではSDGs目標への対応が必要不可欠ですから、エネルギー管理士の需要も今後ますます高まっていくでしょう。
藤田:専門資格は、勤続年数や業務評価と併せてキャリアアップにも影響します。メインとなる電気工事、建設機械、土木などの施工管理技士の資格に加え、玉掛け(クレーン作業)、溶接、機械設置の際の基礎アンカーなどの技能資格も含みます。資格の講習・受験の費用は3回までは会社が全額負担し、取得した資格レベルごとの賞与もあります。
――今後入社する理系就活生に向けて「三共エンジニアリングの魅力」を教えてください。
渋谷:一般的にプラント開発会社は、設計を担当せず現場管理がメインの会社も多いです。しかし、当社は一気通貫してプラント作りに関わることができるため、達成感も大きいです。
また、入社1年目から意見を言いやすい風通しの良さも特徴で、「新しい挑戦をしたい」と言えば周りが真剣に検討してくれる環境だと思います。
藤堂:設備の新規導入についても「次の設備にこういう機能を盛り込みたい」といった意見が言いやすく、若手のアイデアも聞いてもらいやすいですね。昨年度、工場の遠隔監視装置を導入したいと提案しました。当社で初めての試みだったのですが、上層部が設備効率に納得してくれて、導入につながったのがうれしかったです。
藤田:良い意味で型にはまらずに、自分で考えて行動することが基本となります。自分のカラーを生かしながら仕事ができ、それが良い結果をもたらすという好循環を生み出せるところが魅力と感じます。一人前になると、現場管理者として1人で工事現場を回します。施工業者の職人さんが10~15人程度の現場から始め、経験を積めば30人や50人の現場を任されることも。
やる気を出して頑張った分だけ評価してもらえる会社なので、長期出張や、部署ごとの予算達成などの頑張りに対して報奨金が出る「功績表彰」という制度もあります。