これが私の仕事 |
プロジェクトの軸・骨格を作る 主に共同住宅の企画設計を担当しています。企画設計は配置計画・つまりゾーニングが最も重要で、お客様の要望や敷地のコンテクスト、構造・設備・法規等の諸条件を総合的に考えながら計画全体の骨格となるプランを描き上げていきます。
共同住宅は形式が強く、廊下やバルコニーの連なった外観は少々退屈なものですが、我々の住む街の大半を占めるビルディングタイプでもあります。その退屈に思われがちな共同住宅にちょっとした余剰や隙間を生み出すことで、それらが連鎖し、街並みは少しずつ豊かなものになっていくと思います。さまざまな諸条件をクリアしつつ魅力的で豊かな空間を提案することは容易ではありませんが、周囲と打ち合わせを重ねながら、よりよいプランを目指して業務に取り組んでいます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
プロジェクトを下支えしているという実感 前項でも述べましたが、私が現在担当している企画設計はお客様の要望や敷地のコンテクスト、構造・設備・法規等の諸条件を統合し、その敷地におけるベストな配置計画を行うことが最も重要な作業となります。仕上げやディティールに関しては実施設計時に変更されることがほとんどですが、配置計画に関してはプロジェクト全体の骨格となるため、実施設計に移行しても変更されないことが理想です。ある時、私の担当したプランが受注して実施設計に引き継がれる際に実施設計担当の方から 『あのまま建てても何も問題ない。よく描けている。』 と言っていただいた時はとても嬉しかったです。企画設計は3~4日間という短期間で描き上げることが求められますが、与えられた時間の中でこれからもプロジェクトの軸となる図面を描き続けていきたいと思います。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
建築という答えのない世界で、全員で探求していく環境づくり 私が初めて高松建設を意識し始めたのは学部の就活時期、友人に誘われたインターンがきっかけでした。当時私は大学院への進学を決めていましたが、インターンの設計課題中に社員の方々が集まって真摯にエスキス・講評している姿勢がとても印象的で、結果大学院修了後も第一希望として高松建設にエントリーする運びとなりました。
『100周年』という言葉を聞くと堅苦しさや縦割りのイメージが先行しがちですが、弊社設計部は全体の半数近くが若手社員で占めており、上司の方々もフラットな立場でエスキスや打ち合わせ等を協働するような環境です。また業務の合間に頻繁に勉強会が開かれたり、1年かけて『今後の住まいの在り方』について研究を行うなど、建築に対してとても野心的でストイックであることが弊社の魅力だと思います。 |
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これまでのキャリア |
1993年神奈川県生まれ。2016年、日本大学理工学部建築学科卒業。2018年、同大学大学院修士課程修了。同年、高松建設設計部入社。1年目は主に共同住宅の企画設計を担当しつつ、コンペや住宅研究に取り組む。 |