「働くことの意味」
イタリアのお話だそうです。
私達は前世で犯した罪を償うため、この世に生まれてきて、
労働という罰を与えられているのだそうです。
だから人は1分でも早く仕事を切り上げ、家に帰るのだそうです。
いかにもイタリア人らしい話だと思います。
私達日本人はどう考えるのでしょうか。
労働とは「お役立ち」です。
人の役に立つことで自分がこの世にいる意味を認識するのです。
人は人の役に立つからこそ人なのです。
「どうしてこの仕事を選んだのですか」
面接でこの質問をよくします。
よくいただくお答えが、「人の役に立つ仕事がしたい」です。
このお答えに対して私はこう質問します。
「人の役にたたない仕事ってあるでしょうか」
答えは「ありません」です。
どんな仕事でも人の役に立つのです。
人の役に立っているからお金がもらえるのです。
どんな仕事でも人の役に立つのですが、役に立ち方が違うのです。
基礎研究のようにいつ人の役に立つのか、どこの誰の役に立つのかわからないけど、
必ず人の役に立つと信じて一生懸命に研究してい人達もいます。
その正反対なのが、私達の仕事です。
この人の役に立っている、喜ばれている、家族に感謝されている、
それを肌で感じたい。それがこの仕事を選ぶ目的です。
役に立ち方を選ぶことが仕事を選ぶことなのです。
そして仕事は生きるためにしています。
つまり仕事の目的は生きる目的そのものなのです。
あなたはどんな仕事を選び、生きる目的にしていきますか。