それでは、ここらへんで、今回は、福利厚生としての当社の制度の話題を一つほど。
ちょっと前からチラホラと耳にすることがあった「奨学金問題」ですが、今や学生の二人に一人が奨学金を借りなくては大学や専門学校に通えないという現実があるとの記事を目にして驚いた次第です。
また卒業後、無事に就職先を決めたものの、仕事が合わなかったり、賃金も思うようには上がらなかったりで、奨学金の返済にも滞り、自己破産してしまう若者が増えつつあるというので驚きを通り越してショックすら覚えました。
そこで、当社は数年前より「奨学金返済支援制度」を始めました。
奨学金の返済を抱えている社員に向け、上限として月額2万円(2万円以下の場合は返済全額分)を入社から5年間まで、奨学金手当として支給するといった制度です。
現在、実際に手当を受けている社員が5名ほどおります。
日本以外の諸外国等では、「給付型」の奨学金制度や、そもそも学費の無償化が進められている中で、将来の国や企業の担い手を育成するための費用負担を借金というかたちで学生自身に負わせているのは間違いなく社会や我々大人達の責任です。
もちろん、中小企業の採用が難しくなっていく世相において、学生皆様への訴求力を上げるための手段の一つであることは否定しません。
それでもこの制度で、少しでも肩の荷から解放できる若者との出逢いに繋がれば幸いに思います。
本制度については採用情報にも記載しているのでご確認ください。
また、制度の詳細についてご不明な点等があればお気軽にお問合せください。
ではまた。