株式会社テクナート

当社には長く働く社員が多く活躍しています。その理由は、社風や福利厚生といった仕組み・制度だけではありません。時間をかけて想いや考え方までしっかりと育成する教育・研修制度があるからです。当社では、専属部署に配属された１ヶ月後に、他部門研修というものを3ヶ月行っています。配属部署以外の仕事を経験することで、ビジネスフローを理解し全体像を把握して頂いているのです。また、部門別研修では代表の藤井が考え方を直接社員に伝えます。ハードルを高く設定すること、軸を持つ大切さ、チームワークこそ全て…様々なテーマのもと行われる研修は、仕事の枠を超え人生に活かされています。

当社のコアコンピタンスは、「液晶表示・映像処理」技術を自社で研究開発して事業展開していることです。発券機やATMのタッチパネルに欠かせない液晶表示システム。中でも郵便局と銀行のATMには、圧倒的シェアで当社開発の映像処理技術を搭載した液晶モニターが使われています。パソコン等からの映像情報は大半が信号であり、液晶に表示するには特殊な信号に変換しなくてはなりません。つまり見えない映像信号を、液晶モニターによって「見える」ようにする。パソコンのシステム液晶モニターでも変換処理工程で、私たちが開発した「映像処理ボード（信号変換ボード）」が役立っています。

「社長は何歳で起業したのですか」何度か受けた質問ですが、私は「起業」「会社を立ち上げる」といった言葉は使いません。「会社はつくるもの」そこには熱い決意と、譲れないこだわりが詰まっているからです。ですから株式会社テクナートをつくり、社員や取引先にも恵まれたことは大変な幸せです。食べていくだけで必死だった最初の10年を経て、この10年は液晶表示システムの開発・製造で会社も大きく変わりました。これからの10年は部門長の成長と権限委譲、さらには人事評価制度の整備に力を入れていくために会議や勉強会でも社員の主体性を促すテーマを設定しています。また環境に貢献出来る事業展開も考えています／代表取締役社長　藤井