これが私の仕事 |
農業農村工学を基軸とする専門技術で農業水利施設が抱える課題を解決 私たちは、農業農村工学を技術の基軸として、ダムやため池、水路等、農業生産の基盤となる農業水利施設の計画・調査・設計・施工管理に携わっています。顧客は主に国・県等の官公庁が中心です。
仕事の対象となる施設は、老朽化など何らかの課題を抱えています。この課題は、地域や供用条件によって多岐に渡るため、施設の状態を把握すると共に顧客や使用者が抱える懸念や要望を汲み取ることが大切です。
こうした要望を踏まえた解決策を模索・提案し、その地域に最適な施設のイメージを形作り、顧客に提供することが私たちの仕事です。
私も入社後、頻発化する豪雨災害に対応可能な水路の改修や将来的な大規模地震に備えたため池やダムの耐震補強に関する設計に携わっており、農業水利施設の防災・減災に関する課題解決に取り組んでいます。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
自分で設計したモノと実際に対面する瞬間を味わおう 入社後最初の仕事は、老朽化して護岸が傾き始めた水路に梁を架設する設計でした。水路の周辺には家屋があり、護岸の傾倒が進むと家屋に被害が及ぶ恐れがありました。顧客や住民の方からは、水路を改修するまでの応急対策として、護岸の傾倒がこれ以上進行しないような対策をしてほしいという要望を受けました。
まだ、仕事のやり方もわからない状態でしたが、経験豊富な上司に指導をいただき、学生時代に学んだ構造力学等の知識を活用して、水路両岸を支えるための梁を水路の天端に設置する計画を立案・設計しました。
自分が設計した図面通りに梁が施工された現場を見た時の達成感は今でも忘れられません。護岸の傾斜も止まったことで、顧客や住民の方から感謝の言葉をいただき、「苦労して設計した甲斐があった」とこの仕事にやりがいを感じました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
農業の発展に貢献する高い専門性を有する技術者を目指すことができる環境 私は幼少期にダムの近隣で育ち、自然とダムに興味を持つ環境にいました。また、学生時代には、台湾南部の嘉南平野一体の灌漑のために作られた烏山頭ダムを訪れ、設計に携わった日本人技術者、八田與一の足跡を辿ったことをきっかけに農業の発展に貢献できる技術者を目指し始めました。
弊社には、農業農村整備事業に関して日本有数の実績があること、農業用ダムの造成に関わった技術者が多く在籍していることから、ダム分野を中心に農業農村工学分野の専門性を高められると考え、入社を決めました。
入社後は、ダムをはじめ、様々な仕事に携わっています。また、農業農村工学分野だけでなく、河川や電気・地質など各分野で経験豊富な技術者が多数在籍していることは、仕事を進める際の相談や自身の技術力の向上の面で非常に有難い環境と感じています。 |
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これまでのキャリア |
中国四国支社 技術部(現職・今年で3年目)
ダムやため池の耐震設計を中心に農業水利施設の機能診断から実施設計に至るまで幅広い業務を担当。 |