こんにちは、Mです!
連載企画の最終回、第3回目は「レーザ」グループ☆
レーザグループの管理職Oさんにお話を伺いました。
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●主力製品について教えてください。
フローサイトメトリー、共焦点レーザ顕微鏡、DNAシーケンサなどのライフサイエンス用途、
半導体検査、微粒子計測などの各種計測に使用される機器組込み用のレーザ光源です。
●今後取り組みたい製品や技術開発テーマがあれば教えてください。
代表的な製品開発テーマは、蛍光観察などのライフサイエンス用途をターゲットとした
マルチカラーレーザの開発です。
蛍光観察には、試薬に合わせた複数波長のレーザ光源が用いられます。
そのため、光源の数に比例して装置の光学系は複雑かつ大型になってしまいます。
当社は波長ラインナップを多く有していますので、複数波長のレーザを統合しモジュール化することで、装置光学系の単純化や小型化などが実現できると考えています。
●SBUのメンバーや、SBUの雰囲気について教えてください。
レーザ製品を開発するには、光学、構造、電気設計全てが必要になります。
そのため、レーザSBUには各分野についての専門知識やスキルを持った社員が所属しています。
所属メンバーの年齢は20代~60代と幅広く、いずれも年齢に関係なく自由な雰囲気で
様々な意見を出し合いながら業務を進めています。
黙々と業務を行う方もいますが、気になる事があれば直ぐにその場でミーティングを行うなど、
コミュニケーションを取りながら業務を進める方が多いと思います。
●新入社員の教育やOJTをどのように実施していますか、またはする予定ですか。
固体レーザの原理や基礎、光学設計等の教育については、入社後に月数回~半年程度の期間で
教育を実施しています。業務内容によって光学や電気など、様々な知識が必要になるため、
担当する業務に対し基礎知識が不足している場合は、都度教育を実施しています。
実際の研究開発や製品開発などの、設計やモノづくりに関しては、まずは上級者が設計した試作機の組立や調整、評価を上級者と共に行うことでOJTの実施をしています。
設計と実際のモノの結果を一緒に扱うことが出来るため、業務を通じて、上級者の設計手法や
考え方、モノの扱い方や評価方法、取得したデータの解析手法等を合わせて学ぶことになります。
また、技術職は研究・開発から製品生産立上げなどの全てに携わる業務であるため、
若手の間に数か月から1年程度の一定期間、製造部で製造業務を行い、
実際のものづくりを学ぶことなども実施しています。
●どのような学生に応募してもらいたいですか。また、どのような学生が向いているなどありますか。
1.自分で課題解決を図りたいという意思を持っている方
2.多角的な視点で物事をとらえ、自分自信でよく考察する方
3.失敗を恐れず、新しいことや新しいモノに積極的に挑戦する方
4.向上心を持ち、日々スキル向上や知識習得などに努める方
5.失敗を活かし、目標の実現に向け粘り強く取り組める方
6.レーザ製品を通じて豊かな社会の実現に貢献をしたい方
技術職の研究・開発業務は、誰も答えを持っていない、出来るかどうか分からないものなので、
やり方が決まっていることや、答えのあることが苦手な人向きです。
●就職活動中の学生へメッセージをお願いします。
就職活動は改めて自己を分析し理解を深める、良い機会だと思います。
5年、10年後にどのような人物になりたい、どのような仕事していたいなど、
自分の将来の姿も想像してみてください。
皆さんがしっかりと考えた強い想いは良く響きます。きっと良い結果に繋がります。
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