※今回から3回シリーズで、クライアントとアイプラスの出会いから活動までのリアルをノンフィクション小説風に紹介します。中小企業の社長になったつもりでご覧ください!
《全ては一本の電話から始まった》
東大阪市で金属加工業を営むT社は、パート社員含めて社員数30数名の中小企業。0社長は深刻な悩みを抱えていた。
「加工依頼は増えているのに、それをこなす人がおらん」
長年現場を支えてきてくれたベテラン社員もほとんどが60歳超「もうちょっと頑張ってや~」と声をかけ、頑張ってくれてはいるけどそろそろ限界かも…。
事業継承も考えなあかんけど、息子はまだ大学生。入社するかどうかもわからんし、入社したとしても戦力になるのは大分先。
求人はしてる
掲載無料のハローワークには年中テレビCMで耳にする求人媒体にも募集記事を出し続け、結構な広告費を費やした…
けど、「若手の応募はない」
このままでは事業や技術の継承は無理。「事業縮小も考えなあかん…。親父から引き継いだこの事業も自分の代でしめることになるかも」
そんなある日、たまたまとった一本の電話
「なんや、人材会社の売り込みか」
「新卒?ウチには無理無理」。
いつもなら「いらん!」で終わる電話。でもなぜかその日は聞いてみる気になった。新卒で20名足らずの中小企業に入社した営業担当は、
「一度会ってください。損はさせません」
と言い切った。
「おいおい、えらいぐいぐい来るな…」
でも不思議といやな気はしなかった。新卒入社3年のキャリアで堂々と言い切るこの若者と「会ってみたい」そう素直に思えた。
次回に続く…。更新は3月26日(火)お楽しみに。