令和5年度も今日まで。
明日から令和6年度になる。
新年度を迎えるために、法人として各部署として一つひとつ準備をしてきた。
来年度から新しい中期計画の期間になるので今年度は年間を通して中期計画を立ててきた。
ゆうゆうさんの管理職研修をはじめ、管理職の皆さんと意見を出し合いながら、これから3年間の中期計画を考えた。
中期計画は数字を立てることが目的ではなく、はるが何を大切にしてきたか、これから何を大切にしていきたいか、を確認しながら作っていくことが重要。
そのことを基本にして、具体的な取り組みや数字を考えていく。
ここ数年は法人として「土台の築き直し」に取り組んできたが、管理職や現場のスタッフのみんなの頑張りで、いい支援や前向きな取り組みがたくさん出てきた。
新しい中期計画では、これまでの積み重ねを踏まえて、次に進むための内容を立てることができた。スタッフの皆さんには4月に開催する全体研修でしっかり説明したいと思う。
中期計画を踏まえた上で、来年度の法人の事業計画と各部署の事業計画も立ててきた。
法人の事業計画作りのスタートはスタッフのみんなのアンケートから。
毎年インサイトさんに依頼してアンケートを取っているが、そこで出てきた法人の現状や課題は事業計画作りの基礎となる。
そのうえで、管理職のみんなと今年度の取り組みや成果や課題を振り返り、次年度のテーマや具体的な取り組みを作り上げていく。
最近は検討のためのしっかりとしたフォーマットがあるので(年々ブラッシュアップされている)、ブレずに振り返りが計画作りにつながっているように思う。
そして、2月に開催する「しあわせサミット」(はるでは次年度の事業計画策定の会議をこう呼んでいる)で、検討してきた内容をまとめあげて事業計画の骨子が出来上がる。
来年度の法人としての事業計画も全体研修でしっかり説明したい。
法人の事業計画に基づいて各部署でも事業計画も作ってきた。
各部署の事業計画は、それぞれのミーティングなどでスタッフのみんなの意見も出してもらいながら作られている。
最近は各部署で普段の支援に加えてこの事業計画を踏まえた体的な取り組みをやってくれているので、どの部署も一つひとつ課題への対応ができているように思う。
事業計画と併せて検討してきたのが予算。
予算は本部が中心になって立てるが、来年度の予算のテーマはもちろんスタッフのみんなの処遇改善。
予算も法人が大切にしたいことや法人が目指す姿を考えながら立てていくが、スタッフのみんなの処遇を上げていくことと、組織として整理していくこともあり、難しく苦渋の上での判断もあった。
はるはスタッフのみんなを大切にしていくという方針をブレずにやっていきたいので、法人や各部署の取り組みを進めながら、処遇を含めてスタッフのみんなが働きやすい組織としていく取り組みは続けていく。
今回の予算立ては4月からの報酬改定を反映しなければいけないが、具体的なことがまだはっきりしていないので本部はかなり苦慮したと思う。
それでも、今わかっている情報を基に考えると、これまではるが取り組んできたことが今回の報酬改定で評価された内容となっているので、スタッフのみんなの処遇改善に結び付けることができたことは本当に良かった。
はるは23年目を迎える。
はるがこれまでずっと取り組んできた「利用者の皆さんを大切に支える」ことと、「スタッフのみんなが安心していきいきと働く」ことができる法人を目指して、これからも一歩一歩進んでいきたい。
社会福祉法人はる
理事長 福島龍三郎
「りゅうさぶろぐ」より