今年も理事長面談をやっている。
理事長面談というとちょっと固い感じがするが、
スタッフの皆さんとゆっくり話す時間。
毎年、
正職員以上のスタッフの皆さん一人ひとりとやっていて、
時間はだいたい1時間ぐらい。
はじめたきっかけは「土台の築き直し」
数年前から法人として「土台の築き直し」に取り組んできたが、
理事長面談もそのひとつ。
以前、スタッフの皆さんへ配布しているアンケートに「法人が何を目指しているかわからない」との声があり、管理職のみんなでたくさん考えてまとめた法人の方針や取り組みを、
スタッフの皆さんに丁寧に伝えていきたいというのが目的のひとつ。
もうひとつは、
スタッフの皆さんが働きやすい職場環境をしっかり整えていこうとしていたので、
スタッフの皆さんの声をしっかり聴いて、
スタッフの皆さんが感じていることと法人の取り組みのすれ違いがないようにしたい、
それも大きな目的だった。
そんなことを考えながら始めた理事長面談。
今は法人の方針を伝えるというよりも、
スタッフの皆さんの話を聴かせてもらうことを大切にしている。
はじめた頃は、
その場で自分から聞きたいことを伝えていたが、
スタッフによっては、
いきなり尋ねられても話しにくそうな様子もあり、
今は事前に話したい内容を配って、
それにそって話をしている。
スタッフもそれぞれで、
事前に内容に沿って話すことを紙に書いて臨んでくれるスタッフもいれば、
その場のどんとこいで話してくれるスタッフもいる。
たくさん話してくれるスタッフもいれば、
ぽつりぽつりと話してくれるスタッフもいる。
それもまた良し。
ちなみに、
今年「こんなことを話せれば。」と事前に配ったのはこんな内容。
1.最近、仕事をしていて楽しかったこと、うれしかったこと
2.最近、仕事をしていて大変だったこと
3.はるの中でこれからやってみたいこと
4.普段の業務について、気になることや提案したいことなど
5.法人内の職場環境(働きやすさ)について、気になることや提案したいことなど
6.部署内や法人内で部署間・スタッフ間のコミュニケーションが豊かになるアイデアを教えてください!
7.その他、なんでも
毎年変わらず聴いていることもあれば、
その年に聴いてみたいこともあるが、
スタッフの皆さんから現場のことや普段思っていることを聴かせてもらうことで、
現場の大変さや楽しさを感じさせてもらったり、
法人の課題をあらためて教えてもらっている。
「今年もよろしくお願いします。」
そんなやり取りから始まる理事長面談は、
自分にとってとても大切な時間になっている。
社会福祉法人はる
理事長 福島龍三郎
「りゅうさぶろぐ」より