特集記事とは、この企業が掲載された特集テーマに沿って、注目されている理由や魅力をリクナビが独自に取材した情報です。 |
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零下の北米でも、酷暑の中東でも、変わりなく性能を発揮できる。 2015年2月。ラフテレーンクレーン【GR-1600XL】の開発を担当した日下文嗣は、カナダの資源開発現場に立っていた。現地でのGR-1600XLの稼働状況を確認し、ユーザーの声を直接聞いて、さらなる製品の進歩につなげるためだ。
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ドバイなど中東でも、タダノのクレーンは利用されている。
「中東での問題のひとつに砂があります。わずかな隙間から入り込むし、潤滑油などに付着すると動作を損ねる。カナダとはまた違った対策が必要となります」 極寒、酷暑、砂漠地域…環境に大きく差がある世界の様々な地域で、一つのクレーンが活躍する。これを可能としているのは、開発・生産現場が一体となって製品を造り込む姿勢だ。 「GR-1600XLにはいろんな工夫がつめ込まれています。その一つがESPというブーム伸縮機構です。ESP伸縮機構を採用する事で、ブームの長尺化が可能となります。しかし、特に北米のクレーンオペレーターは、自分の知らない新たな機構を好みません。そうした拒絶感を小さくするため、ESPをいかにわかりやすいものにするか、にも知恵を凝らしました。おかげで“他社製のブーム伸縮機構よりはるかに優れている”という評価につながっています。“ESPは使いやすい”というオペレーターの声を現地で聞き、私も嬉しくなりました」 世界の市場を自分の目で確かめ、開発に活かす。そんなエンジニアたちの努力と工夫が、タダノ製クレーンをさらに進化させるだろう。 |
開発エンジニアが海外に出て、ユーザーと直接話す。そこで得たリアルな声が、次の製品開発に活かされる。
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