これが私の仕事 |
手間を惜しまず商材に価値を乗せる 医薬品原料や電子材料を取り扱うファインケミカル部において、私は主に電子材料向けの機能性中間体を担当しています。ニッチな分野で、お客様のニーズを丁寧にくみ取り、それを満たす商材を海外メーカーと二人三脚で開発していきます。単に提示された条件を伝えるだけでは、いい商材は生まれません。背景にあるニーズや顧客のビジョンを的確に理解し、共有することで商材に価値を乗せることができます。それにはメールよりも電話、電話よりも訪問の方が有効です。徹底的な情報収集と深いコミュニケーションから生み出す付加価値が、商社の存在意義だと感じています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
探究心をもって収得する専門知識 私は文系出身で、理系の知識が必要な化学品を取り扱うことになった際は、苦労も多かったです。たとえば、半導体に回路を描く液状の化学薬剤・フォトレジストは、数ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)の表面加工ができるのですが、どのような単位なのか想像もつきませんでした。最初のうちは文献を調べたり先輩に質問したりして知識をつけ、今はインプットするだけではなくお客様の前でアウトプットすることで、その知識を深めているところです。ニーズに合致しなかったとしても、そこから見えてくるヒントがあり、探究は絶えません。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
新しいことに前向きな社風と国を超えたビジネス インドのメーカーと、新商材の立ち上げに取り組むことになりました。既存製品の単純な輸入ではなく、細かい部分までお客様の要望に合わせる必要のある高難度案件です。化学品には反応時間や反応温度に関する細かい取り決めがあり、必要な工程を省くと不純物が除去されず、品質を担保できません。商習慣が異なる相手とビジネスを行うにあたり、大事にしたのは丁寧なコミュニケーション。電話やWEB会議で頻繁にやりとりし、その都度認識をすり合わせ。そしてさらに大事な局面では現地に訪問するなど、二人三脚に努めました。 |
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これまでのキャリア |
入社後、車輛資材部に配属され、シート材(生地)や原料の長繊維の販売を経験しました。2021年に化学品本部のファインケミカル部に異動し、医薬品原料や電子材料向け機能性中間体の輸入販売に従事しています。 |