これが私の仕事 |
【大学】糖鎖とがんの関連性研究→【現在】ALSの新しいバイオマーカー研究 ALSという脳の神経由来の難病を早期発見または診断を可能にする、新しいバイオマーカーを見つけるための基礎研究を行うグループに所属。私は実験職として、バイオマーカーの候補と思われる遺伝子やたんぱく質をPCRやウエスタンブロッティングで定量したり、細胞培養などを行っています。これをもとに評価担当の方が評価を行うのですが、雑な実験を行ってしまうと数字に大きなばらつきが出たり、コンタミが発生してしまう可能性があるので、常に最新の注意を払っています。ALSをはじめとした脳神経の病気は、あらゆる診断を受け消去法的に断定しているため、発見に時間が掛かってしまうことが特徴。しかしこの研究を通してバイオマーカーが発見されれば早い段階で治療をスタートさせ患者さんの負担を軽減することにも繋がるため、やりがいは大きいです。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
世界初とされる発見に関われた、責任感が芽生えたからこその喜びも。 同じく神経由来の難病である筋ジストロフィーに対する細胞治療法の研究に一部関わっていたのですが、恐らく“世界初”とされる発見に携わることができ、非常に嬉しくなったのを覚えています。内容としては、疾患モデルマウスに対して遺伝子を人為的に細胞に移すベクターを注射し、細胞に取り込まれることが無事確認されたというもの。筋ジストロフィーの方には発生しない遺伝子を、“外部から入れること”で改善が図れるのではないか、という研究テーマに置いて大きな進歩だったと言えます。
また、学生時代から実験や研究が好きでしたので、こうした大きな結果に限らず、日頃の業務自体も楽しく臨むことができています。実験が仕事になり、責任感を持てるようになってからは上手くいったことに対してより嬉しさを感じるようにもなりましたね。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
製薬会社と取引が多く、医療分野の研究に携われる点が魅力! 大学院では、細胞が癌化すると形が変わることが報告されている“糖鎖”と呼ばれる物質と癌化の関係性を解明し、がん治療に応用できないかという基礎研究を行っていました。この研究の日々が楽しく、好きなことにとことん打ち込める自分には合っていると感じていたため、自然と研究職を志望するように。医療分野には昔から興味があったため、製薬系の企業との取引の多いエウレカは魅力でしたね。また、内定者交流会をはじめ入社前から非常にフォローして下さったことも印象的で、安心して入社を決めることができました。
希望通り医療分野で研究に携わることが出来ていますし、学生自体に経験していた実験と共通する部分も多く、技術を活かせる場面は多いです。ただ、最新の実験機器も多くスケールも全く異なるため、日々成長も実感できています! |
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これまでのキャリア |
2021年4月に入社後、製薬会社の基礎研究チームに配属。 |