これが私の仕事 |
あらゆるタテ割りを超えて、社会課題を解決する道筋を考える 入社直後は、新規事業開発、社会課題に取り組む先進的団体への助成等を担当しました。数百もの起業家と、資金提供者として事業戦略を議論するのは、視野が広がる得難い経験です。その後、無事に新規事業化され独立した子どもの貧困対策チームにて、NPO、自治体、大学等と協力し、生活困窮世帯の支援と、その効果検証に取り組みました。事業のため勉強していた統計学を更に学ぶため、日本財団の留学支援を受け米国に留学。帰国後は、広報チームで調査や広告を担当し、社会課題への関心を高める方策を考えています。
現場と研究、福祉と教育など、世にある様々なタテ割りを超え、前例なき取り組みを進められるのは、日本財団ならではだと感じます。支援現場から周知啓発まで、社会課題解決の“サプライチェーン”全体のデザインに携わる仕事です。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
各フィールドの第一人者から刺激を受ける この仕事をしていると、様々な分野のトップランナーと仕事をする機会が多数あります。入社直後から、日本を代表するNPOや社会起業家と協働で企画を練り上げたり、各組織の成長戦略をボードメンバーと直接議論したりと、もちろんプレッシャーはありつつも、学生時代とは全く違う思考回路を鍛えられます。俗っぽい感想ですが、入社後の私は、「財団」という名称から受ける古風な印象とはずいぶん違った組織だなと常々感じていました。
個人的に印象的だったエピソードは、学生時代からずっと論文などを通して目にして参考にしていた米国の実験研究の第一人者から、私が日本財団で取り組んでいた事業について助言をもらう機会が得られたことです。世界有数の規模を持つ財団だからこそアクセスできる人や組織は、想像以上のものがあります。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
公務員でも、企業人でもない特殊な立場でできること 日本財団はとても特殊な組織だと思います。自分が考えたこともなかった社会課題と、何年も向き合うことになるかもしれない職場です。本をどれだけ読んでも、専門家に話を聞きに行っても、答えのない課題ばかりで、行き詰ることも多々あります。
しかし、これだけ巨大な資金、行政や民間といった枠を超えたネットワーク、そして自分のアイディアを組み合わせ、社会をより良くするための方法をひたすら考えることを職業にできるのは、他所では絶対に得られない、恵まれたことだと思います。足りない知識や経験があれば、私の留学のように、職員を支援する制度も用意されています。
なにか解決すべき課題を与えられたとき、日本財団という稀有な存在を使って、それを解決する戦略を描くことを楽しめる人には、これほど面白い職場はないと思います。 |
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これまでのキャリア |
北海道大学法学部を卒業後、新卒で日本財団に入社。ソーシャルイノベーション推進チーム、子どもの貧困対策チームを経て、ミシガン大学の応用統計学修士課程に留学。帰国後は広報チームで調査や広告を担当。 |