これが私の仕事 |
国内原子力発電所における電気工事設計 原子力発電所内に設置される「電気盤の配置設計」や、「ケーブルルートの設計」を担当しています。
電気盤の配置設計では、配置するレイアウトだけでなく盤の固定方法の検討や耐震評価を実施して運用に問題ないか確認しながら設計しています。
ケーブルルートの設計では、ケーブル1本1本の経路選定から納入はもちろん、ケーブルを発電所内全体へ行き渡らせるためのケーブルトレイや、各機器へ接続するための電線管のルート設計から納入まで行っています。ケーブルは人間の体で言うところの神経に例えられます。
発電所の運営に重要な分野の一つでプレッシャーもありますが、自分の考えた配置やルートが施工され実際の現場で形になっていくことに達成感や喜びを感じています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
ケーブルトレイ及び電線管の浸水対策を確立 仕事上一番嬉しかった事は、自分の携わった技術が全国の原子力発電所の建設・運用で貢献していることです。
東日本大震災直後、原子力発電所は津波対策の検討が急務でありケーブルトレイや電線管へも津波による浸水対策が必要となりました。
当時、ケーブルトレイや電線管への浸水対策の知見が少なく、全て一から検討する必要がありました。
まず候補となる材料を選定。
次に現場での施工構造を検討。
最後に候補の材料と施工構造を組み合わせ、どの組合せが一番良いか検証実験を行いました。
当初は目標値に届かず材料の乾燥期間や温度管理等を徹底し最終的に目標値を達成。
ケーブルトレイや電線管の浸水対策を確立することが出来ました。
今では弊社が工事を実施している国内全ての原子力発電所で、私が確立した浸水対策を実施しています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
仕様調整から詳細図面作成までできる会社 + リーマンショック後の対応 私は図面を作成する仕事に就きたかったため、設計会社を中心に活動していました。
図面を描くにも、対象となる製品やプラントの仕様(制約や条件)があり、当社に「仕様を決定する仕事」があることを就職活動中に知り興味を持っていました。
実は、別の企業から採用内定をいただいていましたが、入社半年前の2008年9月にリーマンショックが発生。内定先から一方的に内定取消の連絡を受けた私は、当社に無理矢理説明会と面接を実施してもらいました。
やりたかった図面作成の仕事と、途中から興味の出てきた仕様について決定・調整できる会社だったのでこの会社を選びました。
採用時期が遅かったのですがキチンと面接を実施してくれたことに「最大の経営資源は人財力」という会社方針は嘘ではないなと確信できたので入社を決めました。 |
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これまでのキャリア |
電気設計部(4年間)
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日立GEニュークリア・エナジー株式会社へ出向(1年間)
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電気設計部(現職・今年で10年目) |