これが私の仕事 |
新部署で栽培メカニズムの解明 先端技術開発室は、栽培メカニズムの解明、新栽培システムの開発、AI化推進、新商品の開発を目的として、2021年6月に研究開発部内に新設された部署です。全センターの栽培担当者から2名が抜擢され、私は主にブロッコリースプラウトの品質課題について取り組んでいます。
栽培試験の設計およびデータの採取と分析を繰り返しています。スプラウト栽培における生体データおよび環境データと品質との相関を分析することで栽培メカニズムを解明しようと試みています。※生体データ:例えば種子の重量変化や発芽タイミングなど。
※環境データ:栽培中の温度、湿度、二酸化炭素濃度など。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
メカニズム解明を少しずつでも実感できる 入社直後の栽培担当として仕事をしていた頃から、品質改善のための様々な検証をしてきましたが、時間的な都合でデータの採取や分析をしきれず、分からないことがたくさんありました。研究開発部という立場から、1つ1つの要因に対して、細かくデータを取って分析し、一定の傾向が見られた時に達成感が得られます。例えば、スプラウト栽培は複数の種子を密集して栽培するという特徴がありますが、1個体を栽培する時とは異なるメカニズムが存在することを実験的に示せた時は、栽培メカニズム解明の進捗を実感でき、うれしかったです。このような事例を積み重ね、実際の商品の品質改善や新栽培システムの開発につなげることが今後の目標です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
世界に広がっていく可能性を感じた 自然を科学する農学が面白そうだという理由で大学では農学部に入り、大学院にも進み研究をしました。就職活動を考え始めた際、農業の課題について色々と調べた結果、周りから農業を支えるのではなく、実践する立場から農業を発展させたいという思いが強くなりました。村上農園は、売上規模が大きく、ブロッコリースプラウトや豆苗といったこれまでにない野菜を開発していた点で、私の思いに最も合致する会社です。自ら考え行動することが推奨される社風で、栽培において改善の余地が大きいため、自分で考えたものが村上農園標準になり、ライセンスビジネスを通して世界に広がっていく可能性があることを考えると、大きなやりがいを感じます。 |
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これまでのキャリア |
2か月間の研修後、千葉生産センターで栽培を担当
3年目に小田原生産センターへ異動し、栽培を担当。
現在は研究開発部先端技術開発室で研究開発を担当。 |