これが私の仕事 |
日本酒の可能性に注目し、新しいものを生み出す仕事です 日本酒以外の新規テーマに取り組む基礎研究のグループで仕事をしています。現在は、麹菌の二次代謝産物に着目して研究を進めており、育種や培養方法について検討しています。「この方法でやらなければいけない」と決められていることがほとんど無いため、伝統的な麹づくりの枠にとらわれずに新しい方法を次々に試すことができます。自分が思いついた方法で、今までより良い結果が得られたときは嬉しいですね。
また常に新しい研究テーマを探しており、研究所全体でアイディアを出し合ったり、今後進めたい研究内容の発表を行ったりもします。一人で研究に没頭するだけでなく、相互に意見交換ができて、刺激的な環境で毎日仕事をしています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
月桂冠だからできるスケールが大きい現場試験 入社2年目の冬、醸造ラインでの大型試験に挑戦しました。麹づくりの研究を担当しており、ラボスケールで得られた結果について、現場の機械を使って試験をさせてもらえることになったのです。今まで扱ったことのないような大量の原料(ラボの1000倍!)を処理せねばならず、起こりうるリスクをあらかじめ洗い出したり、会社に泊まり込んで培養制御を行ったりと、なかなか大変でした。しかし、無事に試験が終了した後には、達成感とともに「自分達にこんなことができるのか」という嬉しい驚きがありました。
ラボスケールから現場での大型スケールまで、自分達で工程を考えることができ、現場の方にも協力していただきながら試験を進めることができるのは、月桂冠の研究所ならではの仕事だと思います。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
技術力の高さ & お互いの顔が見える環境で明るい社風 もともと日本酒に興味があり、学生時代は微生物の研究をしていたこともあって、酒造会社を中心に就職活動を行っていました。月桂冠では酒造りだけでなく研究も精力的に行っている印象があり、技術力の高さに魅力を感じていました。研究所というからにはストイックな職場の雰囲気だろうかと思っていましたが、選考でお会いする社内の方は皆さん明るく気さくで、面接でも肩の力を抜いて自分を出すことができました。この雰囲気の良さも、入社の決め手になったと思います。
入社後は現場研修の期間が長いので、社員の方の顔と名前がだいたい覚えられますし、自分のことも覚えてもらえます。お互いの顔が見える環境で、明るく楽しい社風であることが、自分にぴったりだったと思います。 |
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これまでのキャリア |
2014年入社。
4ヶ月間の製品部研修・冬場2ヶ月間の醸造部研修を経て、総合研究所に配属され、現在まで麹菌の研究や日本酒副産物の機能性研究を行っています。 |