こんにちは、人事部 採用担当の板谷です。
突然ですが近年SDGsという言葉、よく耳にしませんか?
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、「持続可能」や「環境に対する配慮」がキーワードです。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。
学生の方からの質問を受けることも近年増えてきました。社会的にある種トレンドになっている言葉ではないでしょうか。企業として経済的な利益を追い求めることもちろん非常に重要ですが、それだけではなく社会の一員として環境に対する配慮や長期的な企業としての在り方を問われる時代となってきたのだなと感じております。
そんな中私が先日社内の方とお話していて、当社はこんな仕事も行っているんだ!!と少し嬉しくなった話がありましたので、是非ここで共有したいと思います。
現在当社のある支店が他社の使用していたサイロ設備を購入し、以前は穀物類を扱っていたサイロを、ウッドチップを保管するサイロに全面リニューアルする作業に入っているらしいのです。
※サイロとは…簡単に言うと、「筒状の倉庫」です。鉄鉱石や穀物など、これから製品の原料となる包装されていない貨物を保管するのに非常に適しています。
「ウッドチップって何??」と皆さん思われましたよね。
大丈夫です、私も思いました。(笑)今から説明するのでついてきてください :)
ウッドチップとは、木の幹を加工し、細かくチップ状にしたものです。
これを何に使用するのかというと、なんと発電に使用されるらしいのです。
当社が取り扱いを予定しているウッドチップは木材用に使用出来ない「間伐材」というものを原料にして製造されており、通常は廃棄されてしまう資源を原料としています。これを利用し発電を行うことにより、より環境に配慮した発電が可能になるそうです。
このような発電方法を木質バイオマス発電と呼び、二酸化炭素の排出を抑制し地球温暖化を防止する、廃材の発生を抑止するといったメリットがあります。
当社は海外で生産された間伐材ウッドチップを岸壁で荷役作業した後サイロで保管し、毎日兵庫県の相生市にある発電所まで必要な分量を輸送する役割を担う予定だそうです。
SDGsには全部で17の目標がありますが、今回紹介させていただいた仕事はその中の
07, エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
13, 気候変動に具体的な対策を
の目標を達成する一助となるのではないかと思います。
一見物流と関係しているように見えない分野であっても、当社が影ながらSDGsに関係する取組みの一部を担っていることを知り、なんだか誇らしい気持ちになりました。
このように幅広い業種、業界の下支えをすることが出来ることは当社で働く上でのやりがいのひとつかもしれませんね。本日は、以上となります。また見に来てくださいね!!