当社は、生命の誕生、成長、健康、病気に至るまでのすべての生命現象を科学し、バイオテクノロジーや近代栄養学、微生物学、薬理学を駆使して動植物の栄養剤、サプリメント、動物用医薬品、水産用ワクチンといった製品を 開発しています。
私たち人間の命を育む「食」をより豊かに彩るために、当社は農畜水産業への貢献を通して、豊かで健やかなライフシーンを創出するため挑戦し続けています。
当社は、動物用医薬品・ワクチン・飼料添加物などの開発・製造・販売を行うメーカーです。グループ会社では、マダイやシマアジなどの養殖用種苗の生産や市場への鮮魚販売も行っており、こういった稚魚や飼料・医薬品の製造、鮮魚販売を一貫して手掛ける企業は世界でも例がなく、独自性の高いビジネススタイルを取っています。また、医薬品の原材料は海外企業から直接仕入れているため、徳島にいながら海外とも強い繋がりを持っています。現在は販売先のほとんどが国内ですが、今後は海外向けの販売も強化し、それと同時に、今まで培ってきた技術を生かした新製品の開発にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。(代表取締役 奥谷飛)
成長を牽引している製品の一つに牛用の栄養剤(ルーメンバイパス製剤)があります。牛には胃が4つありますが、第1胃(ルーメン)で餌を分解発酵しています。そのため、栄養学上の研究が進んでいませんでした。一方で、品種改良が進んだ牛には、正しい栄養を補強しないことが原因で問題が発生していました。そこで当社では、第1胃を素通りして小腸で消化吸収されるビタミン剤を業界に先駆けて開発。常識を覆す製品としてヒットさせ、売上を飛躍的に伸ばしました。今後は国内のみならず、世界一のシェアを目指し、中国・アメリカへの販路拡大も視野に入れています。輸出に対応するべく2020年に新工場の稼働を開始し、更なる飛躍を目指しています。
成長期にある当社では、若い社員が大勢活躍しています。前向きな改善要求が歓迎される雰囲気の中、「こんな風にやり方を変えたい」と発言し、上司はそれに「やってみてよ」と笑顔で答える。そんな光景が溢れています。また、女性が働きやすい環境も整っています。産休制度が当たり前に運用されているのはもちろん、基本的には復帰後も同じ部署で同じ仕事に戻れます。必要以上に特別扱いをすることなく仕事を続けられる環境が自慢です。さらに、社員の視野を広げるべく2年に1度は海外へ。過去にはヨーロッパ、イタリア、アメリカ、オーストラリア、中国などに出かけました。誰もが一人のビジネスパーソンとして成長できる。当社はそんな企業です。
事業内容 | 動物用医薬品、ワクチン及び飼料添加物、栄養剤の製造・販売
機能性飼料の製造・輸入及び販売 その他水産・畜産に関する資材等の販売 |
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設立 | 1983年7月1日 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 90名(2021年12月) |
売上高 | 52億円(2021年12月期) |
代表者 | 代表取締役 奥谷飛 |
事業所 | 本社・工場/徳島県阿南市那賀川町工地246-1
第二工場/徳島県阿南市那賀川町工地562-1 第三工場/徳島県阿南市那賀川町工地555-1 北海道営業所/北海道帯広市西6条南6丁目3 ソネビル5F 福島営業所/福島県福島市丸子字中町裏30-3 関東営業所/栃木県宇都宮市御幸町44-1 阿北営業所/徳島県板野郡上板町七条字古町54-1 九州営業所/佐賀県佐賀市開成5丁目12-12 東京事務所 |
関連会社 | バイオ科学販売株式会社
・動物用医薬品、動物用飼料栄養剤、養殖用資材、鮮魚の販売 バイオ愛媛株式会社 ・養殖用稚魚生産販売(マダイ、トラフグ、ヒラメ、カワハギ、マハタ、クエ)、クルマエビ養殖 |
沿革 | 1983年07月 徳島県阿南市西路見町にて営業を開始
1986年03月 現在地に本社および工場を移転 1989年08月 栃木県宇都宮市に関東支社(現・関東営業所)開設 1989年11月 本社内に動物用医薬品GMP工場を新設 1990年02月 徳島県阿南市那賀川町に第2工場を新設 1990年05月 福島県伊達郡伊達町に福島営業所を開設 1990年06月 宿毛営業所を関連会社バイオ科学販売株式会社として設立 1995年07月 現在地に本社社屋および動物用医薬品工場を新設 1996年12月 徳島県板野郡上板町に阿北営業所を開設 1997年01月 株式会社バイ・エヒメの経営権を引き継ぎ関連会社バイオ愛媛株式会社に社名変更 2000年09月 北海道札幌市に札幌営業所を開設 2001年12月 徳島県阿南市那賀川町に物流センターを新設 2004年08月 本社工場内に生物学的製剤工場を新設 2006年01月 北海道帯広市に帯広営業所を開設 2006年11月 熊本県熊本市に熊本出張所(現・九州営業所)を開設 2008年04月 北海道営業所として、札幌営業所と帯広営業所を統合 2014年05月 東京事務所を開設 2014年06月 福島県福島市に福島営業所を移転 2020年11月 徳島県阿南市那賀川町に第3工場およびロジスティックセンターを新設 2021年04月 湯浅商事株式会社と共同で湯浅バイオ株式会社を設立 2021年09月 群馬協同株式会社の株式を取得し、子会社化 2022年02月 第3工場の飼料GMP認定を取得 |
創業者の想い | ■現場の問題を解決する製品開発が成長の原動力。
栄養学上の問題を顕在化し、改善する商品を市場に出すことで、人の役に立ちたい―そんな想いで会社を立ち上げました。私はもともと、世界最大手のビタミン剤メーカーの出身で、動物や人にどんな栄養素がどのくらい必要かの知識を持っていました。創業の源流は、その知識を生かした水産用の栄養剤開発でした。はまちや鯛の養殖で使用するオリジナル添加剤を開発し養殖魚に投与したところ、魚の成長と品質の良さが評判になり、当社は急成長しました。その後、大手製薬メーカーから医薬品の製造依頼が寄せられ、医薬品の製造にも事業領域を拡大。現在では、ワクチンの事業にも進出し、新薬開発にも積極的に取り組んでいます。(創業者・当社顧問 奥谷亮) |
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