私たちFCMの社名は“Fine Chemical & Materials”が由来です。FCMは精微を極める素材加工を駆使して新しい要素・技術を生み出し、提案していく開発型の会社です。また、私たちは、社会貢献は徹底したお客さま志向のなかから生まれると考えています。お客さまの要望にいかにお応えするか、真摯にモノづくりの本質を見極めようとするチャレンジ精神が、私たちの市場対応力の源泉です。
FCMでは、主に3つの加工技術をもとに事業を展開しています。まず、電線などの加工を行う「伸線」技術。最大4,500トンの月産生産力を誇ると同時に、高い品質ときめ細やかな対応力が自慢です。次にスマートフォンやハイブリッドカー用の精密部品づくりに必要不可欠な「めっき」技術があります。めっきをすることで、素材に防錆や光沢、耐摩耗性といった重要な機能を付与できるのです。最後に極薄フィルムを加工する「フィルム」技術があります。めっきで培った技術をもとに、オンリーワンのメタライズと加工を実現。高機能かつ高付加価値の製品を生み出しています。
開発担当者は、技術開発部門に所属し、新しい商品や工法の開発などに携わります。技術開発のためには、どのように製造が行われているのかを知る必要があるため、希望があれば製造実習などを経験できます。現在進んでいるプロジェクトの例としては、環境負荷を低減しながら低コストで生産できる新技術の開発があり、これは、国の助成金を受けてスタートしたものです。自らが生み出した技術が、会社ひいては国全体の利益につながる有意義な業務であり、やりがいたっぷりです。当社には多くの分析・解析装置がありますので、ナノレベルで丁寧に技術検証を重ねて進めています。
FCMの現在の従業員数は300名余り。中規模な会社だからこそ、柔軟かつフレキシブルな対応ができます。一人ひとりに目が届きやすいので、分からないことがある時にも周囲がスムーズにサポート。また、社員の意見が通りやすく、アイデアが生かされやすいのもFCMの特長です。重要な開発案件も、やる気と能力のある社員であれば、若手であってもどんどん任せます。プロジェクトリーダーとして、チームをまとめ上げ、実験方法やスケジュールを組んでいくことは、初めは難しいかもしれません。しかし、やり遂げることで必ず社員の自信となり、個々の能力の底上げにつながるからです。
事業内容 | 電子部品の加工、電子機器用部品ならびに半導体用部材の製造および販売
電線用芯線ならびにその他線材の製造および販売 電子部品、電子機器用部品ならびに半導体用部材の製造設備の製造および販売 |
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設立 | 1949年6月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 300~500人未満 |
売上高 | 216億円(2021年3月時点) |
代表者 | 代表取締役社長 川森 晋治 |
事業所 | ■本社および大阪・神路工場
〒537-0003 大阪府大阪市東成区神路3-8-36 TEL:06-6975-1324 FAX:06-6976-0174 ■事業所 大阪・深江北工場、富山工場、京都工場、東京営業所、名古屋営業所 |
沿革 | 1949年 銅線の伸線加工および販売(現電気機能線材事業)を目的として株式会社筒井
リベット製作所(大阪市東成区、現FCM株式会社)を設立 1956年 筒井伸線株式会社に社名変更 1979年 京都筒井伸線株式会社へ伸線加工事業(現電気機能線材事業)を営業譲渡し、 株式会社筒井に社名変更 1994年 古河電気工業株式会社が資本参加(出資比率19.9%) 1997年 エフシーエム株式会社に社名変更 1999年 古河電気工業株式会社が当社の親会社となる 2001年 電気機能線材事業を営む株式会社筒井電産(旧京都筒井伸線株式会社)を吸収 合併 2003年 FCM株式会社に社名変更 2005年 3元合金めっき工法の特許を取得 2007年 大阪証券取引所ヘラクレス(現 東京証券取引所JASDAQ スタンダード)に 株式を上場 2013年 大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ (スタンダード)に株式を上場 2018年 フィリピンに拠点を設立、株式会社アスパラントグループSPC5号が当社の親 会社となる 2019年 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)上場廃止 |
ホームページ | https://fc-m.co.jp/ |
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