これが私の仕事 |
著者、イラストレーター、印刷会社など多くの人と教科書づくり 『系統看護学講座』という、看護師を目指す学生向けの教科書シリーズに携わっています。今年は歯科分野の編集・制作を担当しました。教科書づくりは1年以上かけて進めます。例えば2020年春の発行に向けて、2018年夏には執筆を依頼、2019年春から秋にかけて原稿整理・校正、冬に印刷するというスケジュールです。
著者(医師、看護師など)、イラストレーター、印刷会社など各分野のプロの力を集結して、学生さんたちの夢を応援する1冊をつくりあげるのが、この仕事の醍醐味。初めは専門的な用語・内容にむずかしさを感じることはありますが、その反面、知識を得る機会が多いので、学ぶのが好きな人には向いていると思います。次は精神分野を担当するので、また勉強しながら取り組んでいきます! |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
苦労して書き上げた記事。SNSでの反響の大きさにも驚きました 1~2年目に担当していた『週刊医学界新聞』での「看取り」をテーマにした対談記事が印象に残っています。医師と、高齢者向け住宅の経営者に1時間半くらいの対談をしてもらい、記事を書きました。熱い議論の内容を限られた字数で伝えるのにはとても苦労しましたが、対談をしてくださった医師から「私たちの対話の根底にあるものまでしっかり理解した上でまとめてくれたことが伝わってきました」とコメントをもらい、ホッとしました!その記事はSNSでたくさんの「いいね」がつきました。苦労して書き上げた記事を多くの人が読み、考えを巡らせてくれたことが嬉しかったです。
『週刊医学界新聞』や『系統看護学講座』は一般には馴染みがないですが、医療関係者には有名です。質問や感想をいただくことも多いので責任とやりがいを感じます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
家族の病気をきっかけに医療に興味を持ち、当社と出会いました 生物や自然に興味があり農学部で学び、研究者に憧れて大学院に進学しましたが、アルバイトで医学部志望の受験生向けの個別指導をするなかで医療や教育にも関心を持つようになりました。就職を考え始めた時期に家族が病気になったことも、「医療へ貢献できる仕事」に気持ちが傾く大きなキッカケになりました。患者・家族の苦しみを実感し、懸命に働く医療職の方々を間近で見たことで心が動きました。
就職活動では、当社のほかに生命科学の専門書出版社、理科教科書の出版社、研究機関の事務職員などの選考を受けましたが、自分の関心にいちばんフィットしたのが医学書院でした。医書出版社のなかでは大手ですし、紙媒体だけでなく電子出版も手がけており、時代に合った事業展開にも魅力を感じました。 |
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これまでのキャリア |
2017年4月入社/PR部PR2課に配属→2019年4月/看護出版部2課へ異動、現在に至る |