仕事内容 マダイやシマアジ、ブリ類、クロマグロ、ハタ類(クエ等)など、 日本人が大好きな魚。 そんな魚を安定的に供給するため、 近畿大学では持続可能な養殖に取り組んでいます。 また、半世紀以上にわたり、品種改良や交雑等の育種によって、 より養殖効率が良い魚を産み出すための研究も進めています。 私たちは、そんな魚の養殖に使われる種苗(稚魚)や成魚を 陸上と海上施設で生産しています。 【仕事内容詳細】 陸上及び海上で養殖に必要な種苗生産、魚類飼育、それらに係わる各種業務を担当します。 仕事の中心は、養殖用の稚魚を育てる種苗生産や成魚の育成になります。 <種苗生産の流れ> 海洋資源の枯渇が問題となる今、 高品質な稚魚を必要な数量だけ生産します。 ●採卵 長年の育種によって成長が速い、病気に強いといった優良な形質を持った 人工ふ化魚の中から選抜した親魚から、生産時期に合わせて計画的に採卵します。 その時に受精率や正常ふ化率を確認し、良質な受精卵を収容します。 ●初期飼育 陸上の水槽で、卵からふ化した仔魚に餌を与え、その魚種に適した水温などの 環境を整えて、一定の大きさになるまで飼育します。 ●沖出し 陸上水槽で一定の大きさに成長した稚魚を海上の網イケスに移動させ、 養殖用種苗として出荷できる大きさまで育てます。 丁寧に選別を行い、形がきれいで大きさが揃い、 健康で大きく育つ稚魚を出荷します。 ●成魚の飼育 採卵のための親魚の飼育や、稚魚の品質確認、 さらには養殖魚の地位向上の一役を担うべく成魚を飼育しています。 どの仕事でも毎日職場に行けば魚に会え、魚に向き合え、魚を育てることができます。 魚が好き、魚を育てるのが好き、海が好きな人にピッタリの仕事で、毎日楽しく仕事に打ち込むことができます。 とはいえ、魚だけが相手の仕事ではありません。 時には全国にあるお届け先の養殖会社を訪問して、「どのような種苗を求めているか」といった話をすることもあります。 また、育成している稚魚の具合が悪いのを見つけた時には、細菌学的な検査をすることもあります。 適性に合わせて様々な仕事に挑戦できるのも、当センターの特徴です。 【私たちの強み】 日本では昔から様々な魚を食べており、刺身や焼き魚・煮魚など、日本人の食生活に欠かせない食材となっています。 しかし、海流や水温の変化、乱獲などによって、漁獲量が減っている魚もあります。 そこで、安心・安全な魚を安定供給するために世界で行われているのが、「養殖」です。 私たちは、持続可能な養殖を行うために親魚の飼育から採卵、ふ化、稚魚の飼育、親魚へ成長までの一貫した流れに取り組む「完全養殖」に取り組んでおり、 中でもマダイやシマアジの養殖用稚魚のシェアは日本トップクラスです。 世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロは、「近大マグロ」として大きな話題を呼び、 養殖技術で世界を牽引するトップランナーとして、数多くの挑戦を続けてきました。 「養殖に用いる稚魚は人工種苗であるべき」という信念のもと、人工ふ化した魚から採卵し、 その卵をふ化させて、稚魚、成魚まで育てて再び採卵するという「完全養殖」に取り組んでいます。 現在は、ブリ類やクロマグロの人工種苗の増産にも力を入れており、 農林水産省が推し進める「みどりの食料システム戦略」が目指す目標とも一致します。
配属職種について
入社後は記載の職種で配属されます。