仕事内容 走る列車の「土台」と「器」を守る。地下空間の構造と軌道を科学するプロフェッショナル エキスパート職(土木コース)は、東京メトロの運行を物理的に支える「軌道(線路)」と「構造物(トンネル・駅舎・高架橋)」の維持管理・改良計画を担う、基幹職です。あなたの仕事は、これらのインフラ資産が、長期間にわたり、地震や経年劣化、列車走行による負荷に耐えうるよう、安全基準を常に満たし、進化させることです。 この職務は、都心の地下深くという極めて特殊で制約の多い環境下で行われます。土木工学の専門知識と、最新の計測・診断技術を駆使し、見えない場所の「異変」を察知し、計画的かつ効率的に構造物を維持・改良する技術マネジメントそのものです。 ■構造の安全性を数値と技術で保証する この職種のミッションは、列車を安全に目的地まで運ぶための最も基礎的な「土台」を創り上げ、維持することです。線路の僅かな歪みや、トンネル壁面の微細なひび割れが、重大な事故につながります。土木技術者として、構造物の耐久性を科学的に診断し、最適な工法とタイミングで対策を講じることが最大の使命です。 ■土木職種(エキスパート職)のご紹介 【軌道】足元から鉄道の安全を支える 軌道(レール)の保守管理を担います。昼間は担当路線を徒歩での巡回・検査し、レールの亀裂やまくらぎの破損など、亀裂や破損等の異常がないかをチェックします。夜間には、保守用車を走らせて計測器を使った検査を実施。整備目標値の範囲を1㎜でも超えてしまってはならない厳しさで、列車の安全運行を支えています。 【保守土木】時代を経て構築された土木構造物を保守管理する トンネル、橋梁等の土木構造物や、トンネル内の諸施設の保守管理を行います。土木構造物は年数が経過するにつれて、徐々に漏水やひび割れなどが現れてきます。こういった変状を見逃さず、補修や改良が必要な箇所があれば、その工事方法を検討した上で、工事発注、施工監理を担当します。 【改良土木】誰もがもっと快適に利用できる地下鉄へ 駅構内のエレベーター、エスカレーター等のバリアフリー設備の整備、連絡通路やビルとの接続通路の新設などの改良工事、混雑緩和や輸送改善のためのホームの増設や駅の改良など、大規模な改良工事を担当します。土木工事だけでなく建築や電気といった他部門とも細部を調整して実施します。 ■大規模インフラを計画的に「延命」させる 1. 軌道の維持管理: 走行の安定性を保つ レール、まくらぎ、バラストなどの線路設備(軌道)の定期検査と修繕計画を担当します。最新の軌道検測車のデータや現場の知見に基づき、摩耗や狂いを診断。夜間作業を中心に、レール交換やバラスト(砕石)の突き固め、または無道床軌道への改良工事などを計画・実行し、乗り心地と安全性の向上を図ります。 2. 構造物の保守・改良: 地下の「器」の耐久性向上 トンネル、高架橋、駅舎などの土木構造物の定期点検、健全性診断、長寿命化対策を担います。コンクリートの劣化度合いや、地盤沈下の影響などを精密に計測し、適切な補修・補強工事を計画します。特に、都心の地下という第三者影響の大きい場所での施工管理には、高度な技術力と調整能力が求められます。 3. DXを活用した診断: 予防保全への進化 レーザー計測や画像解析、IoTセンサーなどの最新技術を導入し、従来の点検手法を高度化。設備の状態を数値化・可視化することで、故障が発生する前の「予防保全」体制への移行を推進します。
配属職種について
入社後は記載の職種で配属されます。