理系の職種と
キャリアパス特集
就職はキャリアを重ねる人生の第一歩
「研究で学んだことを生かしたい」「ものづくりに携わりたい」「化学の分野で研究をしてきたから、化学業界を受けよう」など、就職先を選ぶ軸は人それぞれ。世の中にはたくさんの仕事があり、それぞれの現場で活躍している方々が大勢いらっしゃいます。
リクナビ就職エージェントでは、“仕事軸”で選ぶ就職活動をオススメしています。
就社ではなく、就職。将来のキャリアを作る大事な一歩を、幅広い選択肢の中から選んでいただくためにいくつかの理系職種について、こちらでご紹介いたします。
研究開発
仕事内容
商品の根幹となる研究を行う職種。要素技術開発とも呼ばれ、将来的な商品展開などその素材等が何に役立つかを考えながら研究を進めて頂きます。
ひとつの研究テーマ(技術開発)が実を結ぶのに5~10年かかることが一般的ですが、世の中に新しい商品の可能性を生み出すことに魅力を覚える人も多いと思います。
ただ、人が多ければ売上や成果に直結するわけではなく、人材の育成や研究に対する投資を重視する為、採用数の少ないポジションとなっています。
また、配属先は本社や研究所になるため、転勤も少ない職種です。
- (具体的な仕事例)
- 先行の研究テーマ(技術開発)の評価、実験を行い、新たな研究テーマの目標を設定
- 実現時期(5~10年のスパン)を見据えた実験、基礎/応用研究、技術開発およびレポーティング・評価
- 開発部門等、関係部署への技術的サポート
- 自社開発技術の特許申請業務等
こんな人におススメ
- ひとつのことに粘り強く取り組める人
- 自分の発想力で世の中に「イノベーション」をもたらしたい、と思える人
- 夢を現実に、カタチにしたいという情熱をもっている人
- 生涯勉強を続けられる、知識欲求の強い人
企業が見ているポイント
- 論理的思考力:話の流れがロジカルか理解や呑み込みが早いか
- 研究:内容はもちろんだが、主体性を発揮しているか。
自分で0から考えることができているか。
将来のキャリアパス
研究開発に専念するある一定の期間を経て、多くの経験者は判断・決定をする立場になっていきます。
研究プロジェクトを管理するので、予算管理や経営計画など、会社経営にも深く関わるポジジョンです。
技術部門を代表する経営幹部となる可能性が高いといわれます。
一方、最近では管理職・経営幹部を望まない研究開発員に対し、一生涯、技術部門の一研究スタッフであり続ける、というキャリアプランを用意している企業も増えてきました。
自分の専門分野の研究をずっと続けられることが何よりの魅力といえるでしょう。