生活に欠かせない半導体や医薬品・化粧品、プラスチックなどの材料となる化合物を、メーカー等に提案します。これらの材料となる化合物のことを化成品と呼びます。当社の強みは、試薬事業で培われた製品の品質の高さです。医薬品や半導体など、高い品質を求められる業界を相手にしていることもあり、その点においては優位に提案活動を展開することができます。

多彩な製品ラインアップと豊富な知見を駆使して、お客様の製品開発におけるニーズや課題に広くお応えすることが主な役割ですが、カタログ品の提案からオーダーメイド品をつくるための受託合成の提案をはじめ、お客様の製造計画をスムーズに実現するための社内調整等、その役割は多岐にわたります。

研究開発のコーディネーターとして扱うのは、ものづくりの最も上流にあたる原料です。そのため、さまざまな製品の研究・開発に携わることができます。ときには、Aという業界での事例を全く異なるBという業界に用途展開することで、ものづくりの壁をブレイクスルーできることも。原料のエキスパートとして幅広いお客様の研究・開発を支え、その革新に貢献できるところが大きな魅力です。

研究・開発の段階から量産化に至るまで、幅広いフェーズに携わるところが研究開発者にはない面白みであると言えます。お客様の商品化計画に沿うように、原料をどう開発・製造していけばいいのか。社内の研究開発・製造部門に掛け合い、数カ年先までのスケジュールを調整するのも重要な仕事のひとつであり、ものづくりが軌道に乗っていくまでの工程に広く携わることができます。

営業と言うよりも研究開発コーディネートや技術・情報の提供と提案の側面が強い理系向きの専門職です。一つのテーマを追究する研究開発職とは違って複数の案件を並行して担当するため、視野が広い方やマルチタスクを同時にこなせるタイプの方が適任です。

入社後は約１年、研究開発を経験研修した後、研究開発のコーディネーターとしてステップアップしていきます。多様なお客様と関わるため、幅広い知見を得て化成品×研究開発のスペシャリストを目指すことができます。また、将来的には海外営業やマーケティングの道へ進むことも可能です。