株式会社新来島豊橋造船

世界の船社が保有する自動車運搬船は約600隻。そのうち当社グループが建造したのは132隻と、約22％のトップ級シェアを誇ります。車が約7000台収納が可能な運搬船もあり、船の内部は12層のデッキに分かれています。言わば『海の上を走る大型立体駐車場』。海上の大きな揺れや激しい風にも耐えられる強度や安全性が求められるため、大型船の建造には多くの高度な技術が活かされています。例えば、鉄板１つを取っても、非常に厚い鋼板を船の形に合わせて加工することが必要不可欠。その際に、いかに効率的に作業を行うか、また溶接をする際の歪みをいかにして想定するかも求められます。物理や数学の知識を応用して設計を行っていくのです。

一隻の船が完成するまでには、たくさんの工程があります。[設計]→[加工]→[組立]→[ブロック艤装（ぎそう）]→[ブロック搭載]→[進水]→[岸壁工事]→[海上試運転]→[引渡し]です。各部門が連携して創りあげるため、一人ひとりが力を身につけ発揮することはもちろん、チームワークがとても大切になります。そのため当社では、能力や知識を磨いていける環境と、メンバーが相互にサポートし合える体制を整えています。船造りはとてもダイナミックな仕事に見えますが、ミリ単位の誤差が後に大きな誤差となるとても繊細な仕事。ですが、1枚の鉄板から大きな船が出来上がってく様を見ると、自分の仕事に誇りが持てるとてもやりがいのある仕事です。

当社では、一つの部署でずっと固定の業務に取り組むのではなく、適性を見極めながら様々な職場に異動しあらゆる経験を積みます。そのため、幹部人材として幅広いスキルや知見を高めながら、スキルアップしていける環境です。そのほかにも階層別教育や自己啓発通信教育を実施し、各々に必要な専門知識を習得するほか、社内の英会話教室も開講しています。社内は若く明朗な社員が多く、意見の言いやすい職場風土！全国に拠点を展開する新来島グループの一員として、常に新しい技術や刺激を感じながら成長ができます。