公益財団法人国立京都国際会館

当館は1966年に日本初の国際会議場として、日本が誇る歴史と文化の都市・京都市に開館して以来、50年以上にわたり「COP3」(1997年)など数多くの重要な国際会議の舞台となってまいりました。4つのホールを有する国際会館では、政府間会議や学術会議、サブカルチャーのイベントまで多種多様な催事を開催しています。敷地内には日本庭園を擁し、豊かな自然の中で国内外の人びとの交流の場を生み出しています。また、近年のデジタル化にも対応し、データ配信を活用したハイブリッド型のイベントも快適に行える環境を整えています。これからも日本を代表する会議場として、歴史に残る催事を支えてゆきます。

国際会館での仕事とは、国内外の多種多様な催事の始まりから終わり、そしてその次まで、お客様と共に作り上げることです。催事の主催者や参加者が、このイベントに何を求めているのか探り、それにふさわしい会場を作り上げます。会場の設営には、机や椅子などの備品はもちろん、音響や照明、映像などの機材や、パーティー等での食事・アトラクションの手配まで多岐に渡る準備が必要です。「またこのイベントを開催しよう。その時はまた京都国際会館を使おう」そう思っていただけるよう、準備から本番、そしてその後のフォローまでしっかりとサポートします。

当館の強みとして、国際的にも強いブランド力を持つ京都に立地していること、数々の実績によって培ってきた会議運営ノウハウの充実などがあります。しかし、現在は国内外に数多くの会議施設があるため、国際会議の誘致合戦を勝ち抜くには常に時代を先取りする必要があります。その戦略の一つとして、営業・商談のデジタルツールの充実や、海外見本市への出展等、リアルとデジタル両方を活用した営業活動を推進しています。他にも、食品廃棄物のリサイクルに取り組んでおり、自然豊かな環境の中で持続可能な施設運営に努めています。様々な分野の最先端が集う場所にふさわしい会議場、進化し続ける会議場を目指しています。