植田製油株式会社

食品、油脂、加工油脂、メーカー、製造業、開発

業種	食品化学／その他製造
本社	兵庫

インターンシップ＆キャリアの評価（70件～80件）

総合評価
4.60
評価が高い項目
仕事内容の理解 4.64

研究開発部
M．T

【出身】九州大学大学院生物資源環境科学府卒
【年収】非公開

これが私の仕事	油の”おいしさ”と”安全性”、それらの両立油の“おいしさ”と言われてもイメージが湧かないかもしれません。しかしながら油は、時間が経つと油特有のニオイが生成されてしまい最終的な食品の風味にも影響を及ぼしてしまいます。現在私は、この“香気”とも“臭気”とも捉える事のできるニオイをコントロールする仕事に取り組んでいます。今後更に求められるレベルの、より安全性の高い油を作ろうとすればそのニオイの量や質、バランスが変化してしまうため、“おいしさ”と“安全性”の両立は容易ではありません。ただ、そういった難しい課題に取り組む上で、学生時代に培った分子挙動の考えや科学的方法論に基づいた論理的思考が活かされて、“おいしさ”や“安全性”を数値化する事により解決の糸口を見つけるというのは、非常にやりがいのある仕事です。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	研究開発だからこそ出せるデータで問題解決一番嬉しかったと感じた仕事は、工場で起こる問題を解決するための一助となるような科学的データを示すという仕事です。上述の目下取り組んでいる案件とは異なる仕事なのですが、研究開発職では、日常的に行われている分析以外にも様々な分析に取り組む事ができ、何々が何％減少した、というデータを提示する事が工場の改善に繋がった事もありました。そのようなデータを提示するという事は一見、何という事のないようにも思われるかもしれませんが実際には、如何にすればより妥当と言えるのか、より説得力を持たせられるのか、というような事を考えるのは一苦労だったりします。ただ、だからこそ工夫の余地があったり、腕の見せどころであったりもするので、研究開発職ならではの魅力を感じる事ができます。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	学んだ事を役立てて幅広く貢献学生時代に培った事が活かせる、幅広く世の中の役に立てる、という二つを軸に就職活動をしていましたので、多くの食品に含まれる油を研究開発する仕事に魅力を感じて説明会に参加しました。説明会では、近年需要が高まる半面入手が困難になりつつあるDHA源としての魚油の取り扱いがある事も知ることができ、人々の健康や資源の有効活用という観点からも社会貢献ができるのではないかと思えたことが決め手でした。加えて、説明会では基盤研究、商品開発、品質管理といった様々な立場の先輩社員の仕事紹介を聞く中でそれぞれのグループの距離の近さを感じ、様々な観点から食品の”おいしさ”や”安全性”に取り組めそうだと思ったのも決め手の一つでした。

これまでのキャリア	研究開発（現職・今年で4年目）

この仕事のポイント

	基礎研究
	日常生活や身の回りで欠かせないモノやサービスを扱う仕事
	ひとつのプロジェクトを長期間かけて進める仕事
	その道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事
	新しいモノを生み出す力が身につく仕事
	信念を持って物事に取組むことのできる人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

数年間勤務してみて案外大切だと思うことの一つは会社の立地条件です。働くことと生活することはやはり切っても切り離せないように思います。例えば、当社が位置する阪神沿線は西に行けば神戸、東に行けば大阪、というように生活や娯楽、自己啓発など活動の場所に事欠かないだけではなく、人々や街にはどこか活気のようなものを感じます。場所という視点は当時就職活動をする私にはありませんでした。参考になるかどうかは分かりませんが就職活動の一助になれば幸いです。