これが私の仕事 |
革の裁断 宮崎椅子では受注生産方式をとっており、その時々の注文に応じて国内外から取り寄せた革を検品し、椅子やソファの形に合わせて裁断しています。検品は傷のレベルに応じて目視と手の感覚でマークしていきます。マークできた革に型を置いてハサミで裁断することもありますが、縫製が必要な製品を裁断するときは1mm単位での精度が必要になります。そのため、裁断機にマークした傷を読み込ませPC上でデータをパズルのように配置し裁断することもあります。革の種類によって大きさや伸びやすさ、傷の多さなど特性が様々です。日々繰り返し経験を積むことでだんだん革の特性を理解して仕事の効率が上がります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
無駄なく革を使えたときにハッピーになる 畜産科に在籍していたこともあり、牛のことをよく知っています。革を広げたときに虫さされの跡があったり、お尻に引っかき傷(かゆくてかいたもの)があったり、牛がどう生きていたのかが革には現れます。生きていてできた傷をナチュラルマークといい、宮崎椅子では強度に問題がなければナチュラルマークも製品に含めて一点物に仕上げています。合成皮革(ビニールレザー)には傷がありません。天然の革を扱うからこそ傷と毎日向き合っています。傷をマークした革にピッタリ隙間なくデータを配置できたとき、頂いた命を無駄なく使えた!と嬉しくなります。捨ててしまう部分が少なければ生産性も上がるので良いことづくめです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
風土よし、製品よし、人よし 徳島は暖かく、海と山・大きな川があって程々に栄えていて私の理想の住みたい街でした。元々宮崎椅子の作る椅子が好きでしたが、本当にこの会社でいいのか不安をなくしたくて会社見学の際に従業員さんたちに声をかけて、「働きやすいと感じるか」「不満や問題点があるか」などあれこれ質問しました。若い世代の人が多く働いていて活気があること、女性も多く働いていること、快く質問に応えてくれて優しい人が多いと感じました。この会社なら長く楽しくやっていけそうだと思い、今に至ります。仕事は1年目よりできることが格段に増えて自分の成長を感じますし、毎日同じことの繰り返しではないことが好きです。社長が現場のことをよく見て知っている人で、何でも相談しやすく意見もしやすいことも良いところです。 |
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これまでのキャリア |
新卒で入社→1年目裁断・縫製場(布裁断)→2年目裁断・縫製場(革裁断) |