これが私の仕事	将来の自動車の車体骨格部品を生産する為の先行技術開発現在の車体骨格部品は鋼板のプレス成形品とそのスポット溶接で造りますが、将来素材がアルミニウムやマグネシウム、更には炭素繊維などに変わっていくと考えています。こうなっていくと、現在鋼板を対象に世界に揃えられた量産設備が素材に適したものに変わっていくため、そこに必要な技術や専門性もこれに適応していかなければなりません。私は技術開発部門に席を置き、この会社で先行してその開発に携わり、将来の材料の成形方法、溶接方法、ついては安定した品質で大量生産する為の技術開発に従事しています。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	自分が考案した工法が認められ、技術開発テーマになる！自動車技術開発は欧米が強く、そこには、技術開発費、人員が豊富なメガサプライヤーが存在します。彼らの工法が業界標準になると、彼等のやり方で生産をしなければなりません。例えば車体骨格用鋼板をレーザー溶接するため、その妨げになるめっきを予め除去する技術がありますが、現在は彼らのの特許に守られた製品が市場を独占しています。このめっき除去法について、昨年私自身が新しい方法を考案し、近い将来日本および欧米でメガサプライヤーの牙城を崩そうと技術開発を進めています。当社の開発部門は小さな組織ですが、諦めない気持ちと発想力があれば、相手が誰であろうと、臆せず、むしろ相手が大きい方が痛快さを感じます。現在は量産に向け、特許の取得、量産機構想、部品コスト試算等を様々な方と協力し、私自身が中心になり進めています。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	新技術や新素材に触れる機会が多く、自分の専攻にマッチすると考えた為。就活中、高級車の材料や動力が激変している事を感じていました。ジーテクト(当時の菊池プレス工業)は鉄以外にアルミも手掛けていたことから、非鉄や化学といった私の専攻がマッチすると考えました。合併後、ジーテクトとなり、ホットスタンプという熱間成形技術での量産が日米でスタートしました。それまで量産に使われなかった鋼の熱処理技術や、加熱によるめっきの変化を管理する技術が必要になり、開発段階では自分の専門性を十分発揮することが出来ました。現在は次の世代にミートする新素材の量産化技術開発に従事しています。当社の開発部門は東京に拠点があるためアクセスが良く、都内の展示会参加やいろいろな協力会社の訪問が容易です。日々の情報収集をサポートしてくれるところも、ジーテクトの開発課が好きな理由の一つですね。

これまでのキャリア	研究開発

この仕事のポイント

	応用研究・技術開発
	日常生活や身の回りで欠かせないモノやサービスを扱う仕事
	ひとつのプロジェクトを長期間かけて進める仕事
	企業を相手に商談を行う仕事
	新しい動きに敏感になり、幅広い知識が身につく仕事
	最後まで自分でやらないと気がすまない人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

会社は常に多様性を求めています。今現在の量産に必要な技術は既に大勢の専門家が支えていますが、将来製品の変遷にむけた備えも極めて重要です。こういった変化に対応できる能力が会社の力になると考えています。現在のジーテクトの製品群や加工技術から自分の専門性に当てはめるのではなく、将来を見据えた見方をしてみて下さい。そういった意味で気になる企業の人事の方や先輩社員に会社の展望を聞くのもいいですね。様々な機会を利用して就職活動を充実させてください。