業種 |
精密機器
自動車/半導体・電子部品・その他/金属製品/機械
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本社 |
大阪
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あなたの身の回りにある家電製品から、自動車や電車、風力発電、宇宙ロケットのような最先端分野まで、
あらゆる機械になくてはならない「ベアリング」を提供するNTN。
世界を舞台に幅広く活躍しています。
NTNはベアリング(軸受)で世界トップクラスのシェアを持つ精密機器メーカーです。1918年の創業以来、機械の回転機構に不可欠な「ベアリング」を市場に供給しており、産業の発展に貢献しています。中でも、自動車関連製品ではドライブシャフトやハブベアリングは世界シェアトップクラスを誇っています。2018年3月に創業100周年を迎えたNTNは「Make the world NAMERAKA」を掲げ、今後もグローバルに展開していきます。これからもより一層の技術躍進を図り、幅広い産業に新たな価値を提案し続け、人々の豊かな生活と国際社会に貢献します。
NTNは電気自動車(EV)向け商品の開発にも取り組んでいます。例えば、モーターの高速回転に対応する自動車用深溝玉軸受です。保持器の材料を見直すことで強度を高めるとともに、主に保持器と転動体が直接触れるポケット部の形状を工夫することで遠心力による変形を最小化し、高速回転対応を実現しました。またこの技術が評価され、モノづくり日本会議/日刊工業新聞社主催の「2022年“超”モノづくり部品大賞」において「“超”モノづくり部品大賞(大賞)」を受賞しました。その他、ステアリング補助機能付ハブベアリング「Ra-sHUB」などの複合システム商品も開発しています。
ベアリングはあらゆる機械に使われ、エネルギー消費を抑える「エコ商品」であり、NTNはそこで培ったトライボロジー関連技術を核に、材料技術・潤滑技術を駆使して研究開発に取り組み、お客様のニーズに応えています。その研究開発は「地球環境保全と新エネルギー分野の技術創造」をテーマに、世界200拠点で進めています。要素技術などの基礎研究をはじめとする研究開発を日本とフランスの2拠点で行い、個々の商品開発や技術サービスは現地完結型で行うことにより、世界各地のお客さまニーズに迅速に対応。それらの情報をデータベースに蓄積し、世界中で共有するなど、ナンバー1・オンリー1商品の開発スピードアップに取り組んでいます。
事業内容 | あらゆる機械の回転部分に使用されているベアリングをはじめ、自動車に不可欠なドライブシャフトなどの精密機械等の研究開発、製造、販売をしています。
●自動車市場 世界各国の自動車メーカーや自動車関連メーカーに向けて、新しい技術と新商品を提案するとともに、EV(電気自動車)のニーズに対応する商品の開発にも注力しています。 <主な製品> ハブベアリングやドライブシャフト、ニードルベアリングなど 【EV(電気自動車)向け】 ・「Ra-sHUB」…車の足回り部品のハブベアリングにステアリング機能をつけた製品。運転時のハンドルの操作角度と車速のデータをもとにタイヤの転舵角度を最適に補正することで、ハンドル操作量が最大4割低減され、運転しやすさの向上に貢献します。また走行に必要なエネルギーを効率よく使うことができます。 【ハイブリッド車向け】 ・「eHUB」…ハイブリッド車向けハブベアリング。発進・加速時にモータによる駆動アシストでエンジン負荷を軽減し、減速時に発電機としてエネルギーを電力に変換することで、燃費効率を向上させます。 電動ブレーキなどの複合システム商品も開発しています。 ●産業機械市場 建設機械や農業機械、航空宇宙、風力発電機、工作機械、鉄道車両、ロボットなど様々な産業機械分野に向けて、大小あらゆる種類の軸受に新技術を付加して販売しています。 <主な製品> ・鉄道車両向け‥使用環境のニーズに対応する高機能な製品を世界中に提供。 ・ロボット関連向け‥人の手首と同じ動きを高速に行うことができる手首関節モジュール「i-WRIST」を開発。 ●補修・市販市場(アフターマーケット市場) 一般機械の補修用ベアリング、自動車補修部品(オートパーツ)販売と、鉱山、製紙、鉄鋼機械、食品機械などの設備補修を対象とした事業です。 <主な製品> ・ベアリングやドライブシャフト等の機械製品だけでなく、設備に取り付けるだけで軸受や設備の状態を診断する「NTNポータブル異常検知装置」などデバイスの開発 ・商品購入・設備稼働後も、技術サービスの提供やグローバルな供給体制でお客様を全力でサポート |
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設立 | 1918(大正7)年3月 |
資本金 | 543億円 |
代表者 | 取締役 代表執行役 執行役社長 CEO(最高経営責任者) 鵜飼 英一 |
従業員数 | 5,572名(連結:22,617名) ※2024年3月末時点 |
売上高 | 8,363億円(連結) ※2024年3月期 |
株式 | 東証プライム市場上場
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平均勤続年数 | 20年 ※2024年3月時点 |
事業所 | 本社:大阪
研究所:磐田(静岡)、桑名(三重)、米、仏、中 国内工場:磐田、桑名、長野、岡山ほか 海外工場:米、仏、加、印、タイ、メキシコ、ブラジル、中ほか 国内営業拠点:東京、大阪、名古屋、広島、北九州ほか 海外営業拠点:米、加、独、英、仏、伊、中ほか 他関連会社 |
プロフィール | NTNは、あらゆる産業や機械に不可欠な製品「ベアリング」を世界中に提供しているメーカーです。
●ベアリングってなに? 家電製品から宇宙ロケットまで、あらゆる機械の回転部分に使われているベアリング。例えば、自動車1台には約100~150個のベアリングが使われており、私たちの生活を支える意外と身近な製品です。またベアリングは機械の摩擦を軽減しなめらかにな回転を支えており、エネルギーロスの削減に貢献する地球に優しい製品でもあります。 そんな世の中に不可欠な製品を、NTNは世界各国に提供しています。 ●創業100年を超えて。NTNが歩んできた歴史 1910年頃、日本には輸入用ベアリングしかなかったため価格が高く、民間人には手の届かない存在でした。ベアリングの国産化ができれば、様々な産業の発展に寄与できるという考えが、ベアリングの国産化への挑戦、そしてNTNの創業につながりました。 創業者の精神である「開拓者精神」と「共存共栄精神」は、100年以上経った今もなお、社員1人ひとりに受け継がれています。 また、1938年には日本のベアリングメーカーとして初めて海外進出を果たすなど、創業以来積極的なグローバル展開を行っているNTN。 現在、世界34カ国に200を超える拠点を設けており、海外売上高比率は約70%を占めています。世界各国のお客様のニーズに迅速に対応ができることも当社の強みです。 ●NTNが目指す未来とは? NTNが目指す未来。それは、人と社会が調和し、人々が安心して豊かに暮らせる「なめらかな社会」の実現です。 省エネルギーに貢献するベアリング技術は、幅広い分野で活かすことができます。 【EV(電気自動車)事業】 NTNが高いシェアを誇るハブベアリングやドライブシャフトといった製品は、これまでに培ってきた技術力を活かし、EV特有のニーズに対応しています。 【自然エネルギー事業】 NTNは風力発電装置用のベアリングとその稼働を24時間モニタリングするシステム「Wind Doctor」などを提供しています。当製品は、発電運転中の風力発電装置の状況を遠隔監視し異常を初期段階で把握することができるため、電力の安定供給に貢献しています。 |