★鉄道グループとは…?
地下構造物にも色々ありますが、その中でも主に地下鉄の駅と隣接するビルとをつなぐ地下通路の設計を担っているのが鉄道グループです。
みなさんも地下鉄で一度は地下通路の改良工事をしているのを見かけたことがあると思います。
地下通路以外にも駅構内にエスカレーターやエレベーターを設置するための設計など、地下鉄に関連する設計に幅広く関わっています。
グループの中では、図面作成業務、構造計算それぞれに主務の担当者がいます。
★仕事のやりがい
メトロ設計で手掛けているのは地中深くに埋まってしまう地下構造物。完成後は見えなくなってしまう部分です。
しかし鉄道グループで手掛けている地下通路は設計した部分は地中に埋まっていますが、“その上”を歩くことができます。
紙の上、画面の中の世界が目の前に広がっているというのは、やはり壮観です。
よく地下通路が複雑で道に迷ったことがあるとか、自分がどこにいるか分からなくなってしまう、という方がいますけど、設計を担当している私たちの頭には図面がインプットされているので、「ああ、ここは自分が携わったところだな」と思いながら歩くと全然見える景色が違います。
★仕事の特徴
地下通路は特に、新規で設計・施工するケースが少なく、今あるものに改良を重ねていくプロジェクトが主流。
そのため過去の情報が非常に重宝されます。私たちは長年、地下構造物の設計を手掛けてきたため過去のプロジェクトでどの部分が課題になっていたか、どんな工夫をしたか、すべての情報が蓄積されています。
また、当時を知る技術者の価値も貴重なため、続ければ続けるほど価値が増していく仕事です。