社会福祉法人　東京恵明学園

児童養護施設では、児童相談所から連絡を受けた、さまざまな理由で保護者と暮らせない2歳から18歳までの子ども達を養育しています。施設構成は本園とグループホーム3ヶ所。本園は各6～8人の5グループに分かれ、幼児～小学生向け小施設が3つ、中高生向け小施設が2つあります。グループホームは各6人に分かれて生活しています。生活環境を少人数とすることでなるべく子ども達が一般家庭に近い環境で過ごせるようにしている当園。餅つきや臨海学園などの年間行事も行い、楽しく過ごしています。また生活面だけでなく、心理面、家庭面、健康面などを支援する各分野の支援担当職員や専門家と連携を取りながら子ども達の養育を行っています。

当園には家庭の事情で養育できなくなった子どもや、安定した生活環境を必要とする乳児が来園します。そんな子ども達の生命を大切にし、子ども達が幸せな生活を送れるよう当園は支援しています。当園が大切にしている考え方は【1.子どもたちの人権の保障と最善の利益を保障します。2.家族の皆さんと共に子育ての支援を行います。3.地域のみなさんと共に学園及び地域の子育ての支援を行います。4.豊かな感性と敬虔な心をもった人づくりを目指します。5.一人はみんなのために、みんなは一人のためにという生き方を求めます。】など。子ども達が安心して生活を送る中で幸せを感じ、自身や家族に希望を持つよう当園は今後も支援していきます。

当園の同一敷地内には、乳児院(乳児部）と児童養護施設（児童部）があります。また乳幼児ショートステイ事業を委託されて行っています。乳児院は定員35名が過ごし、一般家庭に近い環境で生活できる、小規模オールユニット型の6部屋とベビー室１室があります。児童部は定員53名が過ごし、本園（小規模グループケアが5グループ）、分園型グループホーム（ひだまりの家）、地域小規模児童養護施設2施設（やまぼうしの家・桐の家）に分かれて生活しています。乳幼児ショートステイ事業は、近隣の6つの市町から10名を受け入れており、0歳から3歳未満の乳児と3歳から未就学児までの児童に分かれて最大6泊7日間お子様をお預かりしています。