これが私の仕事 |
チーム全員で知識を駆使しながら、高性能のめっき薬品を開発。 主にめっき薬品の研究開発を行っています。大学院時代、私の研究分野は金属の表面処理とめっき加工。学生時代に学んだ知識を活かし、高性能な製品を生み出すことにやりがいを感じています。
ただ、学生時代は結果が出るまである程度自分のペースで研究できましたが、今はビジネスであるためのんびりもしていられません。決められた期間でカタチにしていくプレッシャーがあります。もし技術的に難しい場合は、早い段階で別の方法を営業やお客様に打診をすることが大切。成果を出したいという熱意だけでなく、プロジェクト全体を俯瞰する目も必要です。
また、チームで開発を行う点もすごく楽しいですね! みんなで試行錯誤を重ねた上で、高性能な製品を生み出せることは、技術者として誇りに思います。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
耐熱性などの機能面と見た目の美しさを両立できたときは本当に嬉しいです。 めっき薬品の開発は電着塗装よりも短期間で行われます。2~3ヶ月の限られたスケジュールで、耐熱性や耐食性といった機能性と理想的な発色のめっきを生み出さなくてはなりません。
以前、発色性も機能性もかなりハードルの高いめっき薬品の開発に携わったことがありました。機能性をアップさせようと薬品の種類や濃度を変更してみても、かえって見た目の美しさが損なわれたりと失敗続き。微調整を繰り返しながら、「うまくいくだろうか」とチームの全員が不安を抱えていたように思います。ですので、やっとの思いでお客様に満足していただける製品を生み出せたときは、本当に嬉しかったですね。
また、自分の手掛けためっき薬品が用いられている製品を街中で見かけることも多く、そのたびに自分の仕事が社会の役に立っていると実感が湧きます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
環境に優しく、独自性の強い製品を作っている将来性に惹かれました。 学生時代に学んだ知識を活かせそうだと思えたことはもちろんですが、環境に優しく独自性の強い製品を作っていることが私にとって一番の志望理由です。
めっき薬品の開発は、通常では両立しない要素を両立させることが求められます。例えば環境負荷を考慮すれば、シアンではなく別の薬品を代用することになり開発費は増大。さらに耐食性や耐熱性、発色性も両立させなくてはなりませんから、開発の難易度も格段に上がります。しかし、シミズにはこうした壁をクリアする技術力があることを知り、学生だった私は将来性を感じたのでした。
今後の目標は、お客様の相談に今よりもしっかりと答えられる技術者になること。恵まれた環境に甘んえることなく、着実にスキルを伸ばしていきたいです。 |
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これまでのキャリア |
兵庫県立大学大学院で金属の表面処理とめっき薬品の研究に従事。研究を通じて身につけた知識を活かしたいと、2021年シミズに入社。現在、めっき薬品の分野の研究開発を行っている。 |