株式会社明石スクールユニフォームカンパニー

株式会社明石スクールユニフォームカンパニーは、明石被服興業株式会社が全国の営業ネットワークの再構築とマーケティングの強化を図るため、企画・営業部門の分社化と販売会社の統合によって、2014年に誕生した会社です。当社の歴史はまだまだ浅いですが、明石被服興業株式会社の前身の西屋が創業したのは1865年と古く、1932年から学生服の製造を手掛けてきました。繊維の街と呼ばれる倉敷市に本社を構え、高い品質の学生制服を提供するとともに、地道に販路開拓を推進していった結果、トップクラスの学生服メーカーとして成長を遂げています。

当社が取り扱っているのは、全国約5,000校の小学校・中学校・高校の制服。購入者数は毎年約50万人にも及んでいます。中でも高校では、全国1,100校以上でオリジナル制服を採用いただいています。また、当社の「富士ヨット学生服」ブランドは、1951年の発売以来70年以上が経過し、親子3代にわたって着用いただいているという声をお聞きすることも。学校制服以外では学校体操服のほか、看護・介護服、防災アイテムの開発・販売も手掛けています。学校体操服はスポーツウェアブランドとのライセンス契約により、全国の約2,000校に提供。看護・介護服は長年にわたって愛されているブランド「ルコックスポルティフ」とのライセンス契約を結んでいます。

学校制服のリニューアルは頻繁に行われるものではなく、10～20年に1回程度のこと。そうした数少ない機会に学校から声をかけていただけるように、新素材の紹介や学校関連の情報提供などを通じて、信頼関係を構築することが営業に求められます。制服のリニューアルのお話をいただいたときには商品企画部に引き継ぎ、学校側にヒアリングを行ってデザイン案を作成し、商品開発部によるサンプル制作へと進みます。学校制服のリニューアルは他社と競合になることが多く、営業や商品企画、販売での各担当者が連携してプレゼンテーションを実施。制服が採択されたときや、実際に街で着用している学生をみたときに大きなやりがいを感じられます。