「伝統と革新」という企業理念のもと、
130年を超える歴史の中で積極的に新技術や新製品の開発に取り組んできました。
主な製品は、
・「特級福神漬」をはじめとする各種漬物
・アミノ酸調味液や小麦でんぷん
・惣菜やチルドポテトなどの加工食品
・独自技術で開発した冷凍食材「ミクロペースト」など
これからも野菜を中心に『野菜で明日を新しく』
新たなことに挑戦を続けていきます。
私たちは130年を超える歴史のなかで、漬物のトップブランド“しんしんのお漬物”をはじめ調理になくてはならないアミノ酸調味液、小麦澱粉を主軸に、常に時代に先駆けて積極的に新技術の開発を推進してきました。近年では、お客様の多様な価値観やニーズを踏まえて『野菜をコーディネートする企業』として積極果敢に新商品開発や技術の革新にチャレンジしています。消費者やお客様の声を伺い、社員のアイディアを活かして形にしています。『手間いらず』シリーズの大根おろしは、主婦の人たちの「こんなのがあったら便利!」というニーズを商品化して大ヒット。これからも野菜の可能性を追求していきます。
新進のもう一つの柱が、料理の旨みを引き出す調味液「アミシン」や食材加工に不可欠な小麦澱粉など、業務用食材を扱う食材事業。中でも、すでに大ヒット商品として幅広く利用され、さらにまだ大きな可能性を秘めているのが「ミクロペースト」です。当社独自の特許技術「凍結摩砕法」を活用して、野菜や豆やフルーツを凍結させた状態でペースト化。素材の色や風味、栄養をそのまま生かせ、冷菓や和菓子から、ジャムやソース、スープ、ベビーフードまで、幅広く活用されています。時代とともに変化する“味の基本の開発”にチャレンジしています。
130年を超える新進の歩みは、決して順風満帆ではありませんでした。震災や東京進出、ニーズに合わせた商品改良や新商品の開発など、時代ごとにチャレンジと失敗を繰り返し成長してきました。そんな中で私たちがここまでやってこられたのは、人との縁を大事にしてきたからに他なりません。変化を恐れずチャレンジする、その精神は現在、入社後の「マンツーマン教育制度」を通して受け継がれています。新人1人につき先輩社員が1名ずつついて教育制度を行います。自然とお互い気兼ねなく会話ができるようになっていきます。部署・キャリア問わず、新しいアイディアを出せる「風通しの良い社風」の中でともに成長する喜びを実感できます。
事業内容 | 漬物、惣菜、調味料、小麦でん粉、小麦たん白食材、ポテト等チルド製品および各種食料品の製造販売 |
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設立 | 昭和15(1940)年12月 ※創業/明治27(1894)年5月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 470名(男304名、女166名) |
売上高 | 158億8600万円(2021年3月) |
代表者 | 代表取締役社長 籠島正雄 |
事業所 | 本社/東京都千代田区神田司町2-6 アーバンセンター神田司町 4階
総務部/群馬県前橋市高井町1-6 支店/東京、大阪、札幌、仙台、名古屋 営業所/前橋、広島、福岡 工場/前橋(利根川工場、総社工場、芳賀工場) |
沿革“変わることなく、変わり続けていくこと”それが新進の歴史です | 1894
創業者籠島忠作、群馬県高崎町(現・高崎市)で焼麸および澱粉製造業を創業。 1930 高級福神漬「新進漬」をはじめ各種漬物・佃煮の製造販売を開始。 1940 『籠島食料工業会社』を設立。本社を群馬県前橋市に置く。 1948 社名を『新進食料工業株式会社』に変更し、本社を東京都千代田区に移転。 1949 L-グルタミン酸ナトリウム「ミラクル」の製造・販売を開始。 1960 活性グルテン「ハイプロ」を開発し、製造・販売を開始。 1962 酒類清澄剤「オリトール」の製造・販売を開始。 1963 アメリカ・スタンゲ社(現マコーミック社)と合弁で香辛調味料を輸入・製造・販売する『日本スタンゲ株式会社』を設立。 1966 総合アミノ酸調味料「アミシン」の製造・販売を開始。 1967 小麦醤油「ダイズノン」、高純度アミノ酸調味料「ミラクレックス」の製造・販売を開始。 1968 高純度たん白「新進ミート」の製造・販売を開始。 1969 調味料「だしの素」、酒類清澄剤「サケライト」の製造・販売を開始。 1970 調味料「天味」の製造・販売を開始。 1974 酒造用「テリアップ」の製造・販売開始。 食材製造工場『総社工場』を完成、操業開始。 1978 子会社『新進科研株式会社』を設立。 1983 特許「凍結磨砕法」によるミクロペースト食材の製造・販売を開始。 1985 凍結磨砕法による可食ペースト製造法の開発により農林水産大臣賞を受賞。 1986 バイオテクノロジー利用の発酵調味液を使った「生パック食い道楽」シリーズを発売。 1991 「朝つゆ一本」が農林水産省食品流通局長賞受賞。 最新鋭の自動化工場『利根川工場』完成、操業開始。 1993 総社工場内にステビア工場新築。 総社工場内に自動冷凍たい焼き設備を導入し、製造・販売開始。 1998 遵化市広野物産実業公司と合弁で『唐山広野新進食品有限公司』を設立。 2000 地ビール製造の永久免許を取得。 2006 子会社『北海道新進アグリフーズ株式会社』を設立。 2012 本社を東京都千代田区外神田に移転 総社工場の冷凍野菜ペースト製造で、食品安全マネジメントシステムFSSC22000を認証取得 子会社『アキバキャビン株式会社』を設立。 2013 『株式会社塩野』を子会社とする。 2014 ミャンマーベル社と合弁で『MYANMAR BELLE SHIN-SHIN FOODS CO., LTD.』を設立。 2016 国産野菜カレー福神漬減塩が第2回JSH減塩食品アワードで金賞を受賞 籠島正雄(現社長)が代表取締役社長に就任 2018 利根川工場が食品安全の国際規格「FSSC22000」を認証取得 2021 函館「金森赤レンガ倉庫BAYはこだて」に「絶品!!函館コロッケPATATE HAKDATE」を開店 前橋市の大渡スポーツ施設体育館、温水プール、トレーニングセンターで前橋市ネーミングライツを取得 2022 主力漬物製品を食彩ぷらすブランドとして、リニューアル発売 |
当社コーポレートマーク | 「緑の大地」、「青い空」、「青い海」
環境・資源を大切にした開発や 製造に取り組んでいる象徴です。 『野菜で明日をあたらしく。』 野菜の潜在能力はすごい。 私たちは野菜が持つ力を最大限に引き出し、 今日より素敵な明日を創造してまいります。 |
利根川工場について | 福神漬をはじめキュウリ漬、メンマなどの漬物を生産しているのが主力工場の利根川工場です。工場内は最先端設備を完備し、とくに衛生面では自動化に加えホコリを寄せつけない全館無窓構造を採用するなど万全の対策を施しています。また、百数十種類の漬物を効率的に生産するため、フレキシブルな自動化ラインを完備し、高効率生産を実現しています。2018年には食品安全の国際基準であるFSSC22000を取得しています。また物流システムにより在庫から出荷までリアルタイムに把握し、最適かつ迅速に全国にお届けすることが可能となっています。 |
総社工場について | 総社工場では、アミノ酸などの各種調味料やでん粉、独自の凍結摩砕法という技術を利用したミクロペーストの製造ラインが稼働しています。品質管理・衛生管理に対しては原料・製造・製品の3重チェック方式により、万全な管理体制を確保し、2012年にはFSSC22000を取得。また、環境対策については省エネルギーや廃棄物の削減に取り組んでおり、製造工程で発生するアミノ酸やタンパク、ふすまなどは活性汚泥法や乾燥処理により肥料や飼料に再利用。そのリサイクル率は95%に及んでおりリサイクル100%を目指して取り組んでいます。 |