これが私の仕事 |
商品の開発製作 職人として設計から実作業までトータルで商品に関わる仕事 デザイナーの心に描かれた想いに実際の商品としての形を与える仕事です。デザイン画を立体に起こす際の細かな設計から、模型や原型、商品サンプル(広告や雑誌、カタログに掲載される撮影用の一点)を作製します。製作面の全行程を行うため、職人として高い技術・知識が求められますし、常に新しい取り組みに対応できる力も必要な仕事です。デザインによっては形を詰めていくために長い時間を要することもあり、開発チームで相談を重ねながら、一つの作品を作り上げていきます。新しいものを生み出すことは決して簡単ではありませんが、何事にも柔軟に向き合えるよう、日々努めています。商品が無事発表された時は、親が巣立つ子を思うような気持ちになり、喜びややりがいは他に換えられません。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
どれだけ困難があっても、また“作りたい”と素直に思えること 一つの商品を開発する上で多くの方々が関わりを持っています。デザインにはその方々の数々の想いが込められおり、職人は実際に商品を完成させる立場を担っていますので、私はいつも共に開発を進めてきた方々の喜ぶ顔を思い浮かべながら作業をしています。最近“しなやかに揺れるイヤリング”の開発を担当しました。しなやかさを如何に表現するか悩みに悩み、デザイナーのイメージに近づくように試行錯誤を重ねました。商品が完成し、デザイナーの喜ぶ表情が見れた時は何より嬉しかったですし、それまでの苦労などすぐに消えてしまいます。時に、困難な物事に頭を抱えることもありますが、難しい作業に挑戦できること自体に感謝しながら、生涯修行の気持ちで毎日を送っています。ものづくりにゴールはありません。全力で情熱を注ぐことができる仕事です。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
単なる“商品”ではない“芸術性”があったこと 大学在学時、就職活動でこの職種(職人)を知りました。ある商品が大きく写されていて、直感で“これだ”と感じました。それまでジュエリーに興味はありませんでしたが、その商品の芸術性に一気に惹かれ、こういった表現の形があることに感動しました。しかし当時は語学を専攻しており、全く違う分野だったため挑戦することもなく断念し、他職種で就活を進めましたが、それでもずっと頭から切り離すことができず、一年後、大学を卒業した年の就職活動で応募しました。その時点で短期のNew Yorkのジュエリー専門学校に行くことを決めていたので、順序は少し逆になりますが、内定後ジュエリーを学び今に至ります。職人人生のきっかけが俄であるため、私にとって俄は原点であり、ずっと変わらない大好きなブランドです。 |
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これまでのキャリア |
語学大学卒業後、NYにてジュエリー専門学校を経て入社
製作課(2年間)→開発製作(現職・10年目) |