これが私の仕事	実機で研究プリフォーム (膨らませるとPETボトルになり、PETボトルの前身)の射出成形での製造に携わっています。他社だと、製造技術・成形技術という内容の業務になると思います。問題点 (主に生産ロス及び良品率) に対して、連続生産・製品として出荷している状態での生産プロセスを変更しています。途中工程が一切見えなため、良し悪しの結果・傾向や各パラメーターの変化から樹脂の状態を想像して行います。場合によっては、工程途中から原料を抜き出し、測定器を用いて物性調査等もします。　連続生産しているため、プロセス変更に失敗すると生産ロスや、最悪の場合クレームに繋がる場合があるので、緊張感があります。気持ち的には、連続生産している大きな実験機器を用いて研究している気分です。

だからこの仕事が好き！一番うれしかったことにまつわるエピソード	責任とやりがい実際に自分の出しだ成形条件で、良品率が良くなったときは気持ち良いです。連続生産しているため、数%の改善でも、最終的に大きな差となり、やりがいがあります。例を挙げると、数年ぶりの生産となる製品で、生産開始当初から生産ロスが多いものがありました。製造Grのリーダーに、「好きにやっていい」と言われていたため、他部門に相談しながら、各設定値の変更を試していきました。悪戦苦闘しながらも、最終的に改善させることが出来ました。プロセス変更の段階では、逆に悪化させたこともあり、製造現場に迷惑をかけたときもありました。気持ちが下がるときもありましたが、「選択肢が一つ消えた」と前向きに捉えて取り組みました。途中でストップをかけずに最後までやらせてくれた環境に今では感謝しています。

ズバリ！私がこの会社を選んだ理由ここが好き	人間関係はNo Problem コロナウイルスが発生して、初年度での就職活動であったため、以下の3点を優先して就職活動を行い、辿り着きました。 1. 倒産しない (コロナ禍で事業方針変更等で倒産、早期退職が出てくるようになったため) 2. 樹脂成型を扱っている (学生時代に樹脂を扱っていたため、樹脂成形してみたいと思ったため) 3. ワークライフバランス (平日にプライベートな時間も欲しかったため) 実際に入社してみて、上記3点に関しては一切問題ありませんでした。また、人間関係に困ったことは特にありませんでした。当然、様々な性格の人がいますが、大体の人は相談毎に対応してくれます。また、特に接点のない他工場 (NPCだと主に東京工場)でも、協力してくれる人が多いので、人柄が良い人が多いのも特徴だと思います。

これまでのキャリア	入社して1年目は、品質管理Grの応援として、主に異物の分析や破面観察、報告書作成を行っていました。その後、実際に成形プロセス改善等も行うようになり、現場と分析・観察の両方を行えるようになりました。

この仕事のポイント

	生産・製造技術開発
	どちらかと言うと個人プレーな仕事
	臨機応変な対応力が身につく仕事
	誰とでも親しくなれる人向きの仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

社会人での生活は長いですし、最初に入社した仕事を永遠に続けなければいけないわけではありません。やりたいこと・興味のあることはその都度変わっていくものです。
　私自身は、「１．樹脂成形やってみたい２．元気なうちに趣味であるマラソンをやり切りたい」という点から就職先も決めました。
　進路に悩んでいる人は、就職活動時にやってみたい・興味があるものに対してアプローチしてみても良いと思います。企業は溢れるほどあるので、焦らず頑張って下さい!!