業種 |
農林
商社(食料品)
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本社 |
北海道
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北海道東部のオホーツク地方に位置する津別町。雄大な自然に囲まれた林業と農業のこのまちで、私たちは黒毛和牛の繁殖を手がけています。明治期から畜産飼料の輸入・製造・販売を手掛ける湯浅商事のグループ牧場として事業を始めて9年。順調に実績を伸ばし、国内でもトップクラスの規模へと成長してきました。
日本が誇るブランド、黒毛和牛。健康で元気な牛を育て、安全とおいしさをお届けするため、日夜努力を続けています。
私たちの業務の中心は、和牛の子牛の繁殖と飼育。素牛(もとうし)と呼ばれるこの子牛は、全国の大手畜産ファームへと出荷され、育成が行われて和牛として流通します。良く知られたブランド和牛の産地にも、私たちの素牛が届けられています。まだ設立8年目ですが、繁殖頭数ではすでに全国トップクラス。育成・肥育牛を含めると5,000頭という規模を誇っています。和牛は、国内はもとより近年は海外でも価値が認められ始めており、日本独自の品種であることから、貿易自由化等の影響も受けにくいことが強み。自社配合した飼料と飼育環境の改善を常に図ることで、さらに肥育牧場の求める素牛づくりに取組み、信頼を高めていきたいと考えています。
人工授精による子牛の出産、哺育、そして素牛として出荷するまで大切に管理する育成。一般的な牧場では、ここまでが仕事となりますが、当社では、さらに肉牛として出荷する肥育までを行う部門をもっているほか、経産牛(繁殖を終えた牛)を再肥育し、新たな付加価値を与える体制も整えています。食肉を生産する私たちの使命は、その恵みを与えてくれる牛に感謝し、無駄なく食べられるようにすることだと思っています。かつては処分されていた経産牛もきちんと肉牛として出荷する、こうした無駄のない生産を行うことで、経営の安定化を図っています。また、そのことにより、北海道内の牧場のなかでも充実した給与体系や福利厚生も実現しています。
全国でも有数規模の牧場に成長した当社ですが、No.1になりたいわけではなく、目指しているのは、質の良い素牛の生産。そのためには、牛がストレスなく育つ環境が必要であり、それには社員自身がストレスなく働ける体制が不可欠です。ミーティングでは、それぞれが気づいたことを意見として述べ、常に改善しています。牧場未経験者も多く働くなか、お互いを認め合い、良いところは吸収。また、クラウド管理システム等のICT技術の導入、給餌は機械で行うなど作業の負担を軽減しているほか、資格の取得も支援。就業時間も8時~17時を基本とするなど、働きやすさを第一に考えています。長く定着できる環境こそが、良い牛を育てると考えています。
事業内容 | 黒毛和牛の繁殖・育成・肥育事業、預託牧場事業
<飼養頭数> 黒毛和種・繁殖頭数2,700頭 (2019年1月現在) 黒毛和種・育成牛1,700頭(2019年1月現在) 黒毛和種・肥育牛380頭(2019年1月現在) ※提携牧場道内12拠点含む |
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設立 | 2011年12月 |
資本金 | 900万円 |
従業員数 | 24名(2020年7月実績) |
売上高 | 14億7000万円(2020実績) |
代表者 | 上野 信之 |
事業所 | <本社>
北海道網走郡津別町字栄58番地2 <提携牧場> 道内12拠点(網走、天塩、名寄、遠軽、佐呂間、湧別、足寄、斜里、別海) |
沿革 | 2011年12月 湯浅商事株式会社の繁殖牧場として、北海道津別町に津別ファーム設立
2013年4月 預託牧場事業 提携先農場を拡大(道内17拠点) 2013年11月 北見市場出荷開始 2015年4月 TMR製造施設設置、自社独自TMR製造開始 2017年5月 牧場施設および全牛舎光回線化工事完了 2017年9月 牛群管理システムFarmnote運用開始、FarmnoteColor試験運用開始 2017年11月 新社屋落成(事務機能移転)、新繁殖牛舎2棟落成(牛舎13棟体制へ) 2018年12月 牧場施設および全牛舎照明LED化工事完了 |