これが私の仕事 |
光を使ってモノを測る イメージング分光器による光干渉式膜厚計の開発 人間が目で見ているものとはいったい何だろうか、という疑問がふと頭に浮かびます。少し調べると、各波長帯に対応する3つの錯体細胞が、入射した光を刺激として受け取り脳に情報を伝えている、ということがわかるでしょう。このことは、人間の目というものは一つの計測機器だということを教えてくれます。私の部署では光を使った計測機器の開発・販売をしていて、特に私の部隊では光干渉式の膜厚計を扱っています。実は、モノに当たった光は様々な情報を持っています。人間は、目によって対象を見ることで世界の様々なことを知ることができるように、カメラで撮った映像は、デジタル処理をすることで対象の定量的な情報を与えてくれます。このような定量的なデータは、エンジニアリングの世界で必要とされ続けています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
"見えなかったものが見えるようになること" お客様がサンプルを持ち込んで、「これを測ってほしい!」と依頼してくるのは日常茶飯事です。しかも、他のどの会社でも測れなかったものを測定しなくてはならない状況がよくあります。今までできなかったものを、できるようにするのは大変骨が折れることです。どうすればこのようなものを測ることができるでしょうか?考えなくてはならないのは、対象物・測定系の物理と処理系に使う数学です。学校で習ったときは、(自分にとって)机上の空論でしかなかったものが、現実の世界に対応しているのは驚きですよね。私は、理論的な話が、実は現実と対応していて、自分は理論を通して現実に影響を及ぼすことができる、という事実がとても好きです。お客様のサンプルの測定を通してこのような体験ができるのは、この仕事をしていて最も嬉しかったことのです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
この部署を選んだわけではなかったのだが… 私は大学では物理学を専攻していて、特に計算機を使ったシミュレーションで研究を行っていました。就職活動をしていた当時は、ただ漠然と計算機を使う仕事であれば働きやすいだろうと思ってこの会社を志望しました。入社後は計算機シミュレーションを行う部署に配属されました。そこでは製鉄にまつわる様々な構造力学を解析していて、入社前のイメージとぴったりでした。自分のできそうな仕事で働けるというのは素晴らしいことだと思いました。今では別の部署に異動になりましたが、そこで経験できたことは価値のあることだと思っています。 |
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これまでのキャリア |
計測・プロセスソリューション本部 CAEセンター
-> 計測システム技術センター |