先々週、社内で管理職研修を実施しました。
参加者が一堂に会したその場で、ふと気づいたことがあります。
「あれ?女性、多くない?」
そうなんです。改めて見渡すと、女性管理職の多さに私たち自身も驚きました。
j.unionは、もともと男性管理職が多い会社でした。
ですが、ここ10年くらいでその構図は大きく変わっています。
今では、女性が自然と管理職として活躍する姿が当たり前になってきました。
「女性活躍推進」と聞くと、ポジティブアクションや特別枠を想像されるかもしれません。
でも、j.unionではそういった制度は設けていません。
性別に関係なく、能力と成果を正当に評価する。
それが、私たちの一貫したスタンスです。
その結果として、女性管理職が増えている。
これは、制度ではなく、文化の成果だと私たちは考えています。
ちなみに、j.unionでは男女比率に関して特別な課題を感じていません。
むしろ、性別にとらわれず、誰もが自分らしく働ける環境が整ってきたことを実感しています。
私は、講師として他労組にもダイバーシティを教えることがあります。
たまに聞かれる質問は「ダイバーシティが進んでいる会社はどこですか?」というものです。
なので、j.unionと答えています。
次に「どのような対策をしているのですか?」と聞かれますので
「ダイバーシティとして特別なことはしていません」と答えております。
これを読んでいる男性の皆さん。
「なんで女性だけか・・・」と思われるのは早計です。
事実は、性別にこだわらず公平な評価をするということは、他の部分でも公平だということです。
逆に言うと、世界から指摘され、国をあげて女性活躍を掲げているにもかかわらず
いまだダイバーシティに明確な解決策を見いだせないということは
それなりに組織に偏見があるということに他ならないと思います。
能力を評価する、実にシンプルなことなのですが、できない組織は多いと感じます。
多様な視点が交わることで、組織はより柔軟に、そして強くなっていく。
これからも、そんな組織づくりを目指していきます。