こんにちは!j.unionの小林です。j.unionの人事ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、ある企業の展覧会を見に行った際に、特に印象に残ったことをご紹介します。
◆あの頃のゲームに、こんな苦労があったとは…
その企業はゲームの制作会社で、私たちが子どもの頃に夢中になった作品の制作過程が紹介されていました。中でも興味深かったのは「半透明の表現」。
現在ならリアルに再現できる技術も、当時は機能的な制約が多く、例えば「点滅させる」「背景に穴をあける」「色を混ぜる」などの工夫で表現していたそうです。技術の限界を超えようとした努力に、心が動かされました。
◆ヒット作の企画書に見る、成功の種
さらに、大ヒットした作品の手書きの企画書も展示されていました。まだ世に出ていない段階ですから、その企画が成功するかどうかは誰にもわかりません。それでも社内で検討を重ね、「これはやってみよう」と制作が決まったものです。
中でも私が感心したのは、キャラクターの動きや操作方法などが非常に細かく記載されていたこと。完成イメージが手描きで丁寧にまとめられており、実際に製品にもその内容が反映されていました。
ヒットする作品は、やはり企画の段階から完成までのイメージを緻密に描きながら作られているのだと感じました。
◆“使う側”から“つくる側”へ
このブログを読んでくださっている皆さんも、これから社会に出て、これまでの「サービスを受ける側」から「提供する側」へと立場が変わっていきます。
自ら企画を考え、周囲を巻き込みながら形にしていくこともあるでしょう。ときには、なかなか意見が通らず、「なぜわかってもらえないのか」と悩むこともあるかもしれません。
そんなときは、これまで会社を支えてきた“ヒット商品”を振り返ってみてください。それらは、あなたより先にその会社で働いてきた先輩たちが、数々の困難を乗り越えて実現したものです。
そこには、皆さんのアイデアを実現するためのヒントや知恵が、きっと詰まっているはずです。
どうか皆さんの力で、まだ世に出ていない新しい商品やサービスを生み出してください。未来の「ヒット作」は、あなたの手の中にあるかもしれません。