こんにちは!j.unionの小林です。
j.unionの人事ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は先日、講師を担当させていただいたセミナーでのエピソードをご紹介します。
◆珍しい参加者
そのセミナーは、流通業界の労働組合の皆さんが主催されたもので、参加された方々は、日ごろ接客に携わっているためか、とても明るくフレンドリーな雰囲気でした。
全国各地から集まっており、それぞれが地元のお土産を持ち寄って、交流のきっかけにされていたのも印象的でした。私も何度かご一緒していますが、いつも温かく迎えてくださいます。
当日は、会場に集まった方に加え、自宅などからWebで参加される方もいらっしゃいました。
(ちなみにこの「ハイブリッド形式」のセミナー、進行役としてはリアルとオンラインの両方に気を配る必要があるので、普段の倍くらい疲れます…!)
そんな中、ひときわ印象に残ったのが、親子で参加されていたお二人。
お母さんと娘さん、どちらも組合の役員をされていて、ちょうど実家に帰省していたタイミングで、並んでWebから参加されたそうです。
◆長い職業人生・・・
これを読んでくださっている皆さんも、これから40年以上の長い社会人生活が待っていると思います。
たとえば23歳で入社すれば、定年の65歳まで、約42年。
その間に結婚、出産、育児など、生活環境も大きく変わります。
そんな中でも、働き続けていれば、将来的に自分の子どもと同じ会社・同じ職場で働く…ということも、まったくない話ではありません。
今回の親子役員のように、「自分の勤める会社を、自分の子どもに勧めたい」と思えるのは、その会社が安心して働ける場所であるからこそ。
そして、そんな“身内にも勧められる会社”をつくるのは、労働組合の大切な役割でもあります。
よりよい会社を、次の世代にバトンタッチしていく。まさに、組合の意義そのものです。
◆子どもに勧めたくなる会社?
最後に、就職活動中の皆さんにひとつ質問を提案します。
面接で「何か質問はありますか?」と聞かれたら――
「ご自身のお子さんをこの会社に入社させたいと思いますか?」
と、ぜひ聞いてみてください。
その答えに、その会社の“本当の魅力”が表れているかもしれません。