私たちは、出光グループの外航輸送部門として1962年に設立された会社です。長年にわたり培ってきた運航・管理技術を基盤に、安全かつ効率的な輸送サービスを提供しています。日本と中東、アジア・太平洋諸国間を結ぶ航路では原油や石油製品、LPGなどを輸送しており、日本のエネルギー供給に貢献するとともに、地球環境の保護にも積極的に取り組んでいます。
私たちは出光グループの外航輸送部門として、エネルギーの安全・安定輸送と地球環境問題への積極的な取り組みを両立させています。長年にわたり原油などのエネルギー輸送を担い、超大型タンカー(VLCC)の建造・運航で海運界をリードしてきました。現在は原油輸送で培った知見を生かし、LPGや石油製品などさまざまな貨物の輸送にも事業を拡大。また、高度な運航技術を持つ船員を育成することも、私たちの重要な使命の一つです。私たちはこれからも安全で効率的な輸送を実現するとともに、環境対応船の導入などにより、地球環境問題にも積極的に取り組んでいきます。
出光は、VLCCと呼ばれる大型原油タンカーの建造と運航で海運界をリードしてきました。当社のVLCCは全長333m、幅60m、積載量は約30万キロリットルという巨大な船で、日本で消費される原油の約0.5日分に相当する量を運ぶことができます。最新のVLCCは従来型と同じ大きさでありながら、より多くの貨物を積載できるようになり、経済性も向上。また、油濁事故のリスクを最小限に抑えるため、二重船殻構造を採用するなど安全性にも配慮しています。さらに、燃料油タンクも二重船殻にすることで環境保護にも貢献。出光のVLCCは世界最高レベルの安全性を維持しながら、効率的なエネルギー輸送を実現しています。
出光タンカーでは、社会・文明の基盤となる大量の原油を、24時間365日体制で船舶輸送しています。海上職員である航海士は、1日8時間の航海当直を3直制で交代で行い、当直中は操舵手と協力して船の安全を守ります。また、当直業務以外にも救命設備や消火設備などの保守点検も担当。巨大船舶の安全運航を担う責任ある仕事です。もう一つの海上職員である機関士は、機械と電気のプロフェッショナルとして、船の安全運航を支える仕事。船の心臓部であるエンジンや発電機などの操作と管理を行い、直径9mのプロペラを回す3万1000馬力のエンジンなど、さまざまな機器を扱います。
事業内容 | 海運業およびそれに付随する業務
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設立 | 1962年8月
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資本金 | 10億円(出光興産株式会社100%出資)
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従業員数 | 159名(2024年3月31日時点)
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売上高 | 1711億円(2023年度)
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代表者 | 代表取締役社長 稲垣 富生
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事業所 | 【本社】
東京都千代田区神田神保町一丁目105番地 神保町三井ビルディング16階 【支社】 シンガポール、フィリピン |