株式会社あいコムこうか

忍者村や信楽焼、地酒が全国的に知られているほか、陶芸家が主人公として活躍する連ドラのロケ地だったことでも有名な滋賀県甲賀市。この地に第三セクター方式で設立されたのが、株式会社あいコムこうかです。甲賀市地域にピンポイントローカルでサービスを展開している「ケーブルテレビ事業者」です。設立10年になる2021年には、甲賀市を明るく、元気にしようと、「折り紙手裏剣の展示数でギネス世界記録に挑戦」という記念プロジェクトを企画。見事に世界記録更新を実現し、オール甲賀を世界に届けることができました。常に地域のために、地域を誰よりも考える集団でありたいというスタンスは、これからも大切に持ち続けたいと考えています。

これまでの常識が非常識になる時代となった今、当社のビジネスは大きなチャンスを迎えていると言えます。<BtoG>の領域では、教材コンテンツを作成して配信するといった教育現場におけるサービス。<BtoB>では、甲賀市の忍者イベントの生配信、さらには、高校生のインターハイ予選などスポーツ大会を生配信する<BtoC>領域と、身近な地域情報やお役立ち情報といった幅広いコンテンツ配信に挑戦していきたいと考えています。「ケーブルテレビって、こんなことまでできるの?」という驚きと発見をエリアの皆さんに届け、住みやすい街をつくりたい。そして、高齢化問題や過疎化など、街全体の課題解決にも貢献できる存在を目指します。

ケーブルテレビは、電波の届きにくいエリアにケーブルを引いてテレビを見ることができるようにしたのが原点です。技術の向上とともに、サービスも拡大。現在では地域の魅力発信など、コンテンツとインフラを兼ね備えたツールに変化しています。たとえば、災害や医療現場の詳しい情報をはじめ、私たちの生活に直結する情報提供の役割は、さらに重要になってくるはず。さらには観光や教育、行政の分野もDX化の可能性を秘めています。単なる「CATV」から身近な存在である「地域DX」へと、地域ICTソリューショ ン企業を目指す当社。私たちの小さな発想が、街全体を大きく変えてしまうかもしれません。